羽生結弦離婚の根底にある問題点は、スポーツ選手の範疇を超えた“活動” 元文春記者が考察
離婚を発表した羽生結弦について、その根底にある“問題点”を『週刊文春』元記者が考察。「今後も余波は続くのでは」との見方を示している。
『週刊文春』の元記者でジャーナリストの赤石晋一郎氏と、同じく元記者でノンフィクションライターの甚野博則氏が、27日に更新されたYouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』に出演。フィギュアスケーター・羽生結弦の離婚をめぐり、問題点について考察している。
■結婚から3ヶ月で離婚
羽生は今月17日、今年8月に結婚した女性との離婚を発表。結婚からわずか3ヶ月での離婚となったが、羽生その原因について、「さまざまなメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています」「不審な車や人物に徘徊されることや、突然声をかけられることもあります」などと説明。
「このような状況が続いていく可能性と、一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」としていた。
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■「許可のない取材」について
赤石氏は、「許可のない取材」という羽生のコメントについて、「許可のある取材だけということは現状ではあり得ない。(許可制にすると)報道規制ということになってしまうので、いわゆる記者クラブ制みたいになってしまう。芸能人でもスポーツ選手でも政治家でも基本的な違いはない。報道する側からすれば、有名人であれば、そこの何かを取材するということは当然あり得る」と解説。
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■“周囲の問題”も
その一方で、「羽生さんにも同情する部分はあると思う」とも述べる。
羽生はこれまでも、週刊誌報道に傷ついたという趣旨の発言をしており、「自分は普通の人であるという感覚であれば、週刊誌が嫌だなと思う気持ちは当然よくわかる部分がある」と理解を示す。
続けて、「何が悪いかというと、彼をアイドルビジネスに仕立て上げてしまった周囲の問題も結構あると思う。有名になればなるほど、当然のように注目が集まって、スターじゃない部分も取材が動くというのは世の常」と指摘。