缶コーヒー飲みたくなる時期、当然「冬場」と思いきや… 男性の回答が予想外の結果に
「つめたい」と「あたたかい」のどちらも美味しい缶コーヒー。「飲みたくなる時期」を調査したところ、7割以上が「寒い（涼しい）時期」と回答した。
いつの時代も、自販機の「定番商品」として高い人気を保持する缶コーヒー。しかし果たして「つめたい」と「あたたかい」の、どちらがより人気があるのだろうか。
全国の10〜60代の男女808名に調査を行なったところ、大きな差がつく結果が判明したのだ。
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■夏と冬、缶コーヒーの季節はどちら？
今回のアンケート調査では「缶コーヒーが飲みたくなる時期はどちら？」と題し、「暑い（暖かい）時期」と「寒い（涼しい）時期」の2択を用意。調査の結果、全体の73.3％が「寒い時期」、残る26.7%が「暑い時期」と回答したことが分かった。
中には「寒い時期に冷たいコーヒーを飲むのが好き」という人もいるかと思うが、これからの寒い時期に好まれるのは、やはりホットの缶コーヒーである。
しかし実際に暑い時期（夏）と寒い時期（冬）で、缶コーヒーの売り上げは変わってくるのだろうか。「水分補給」の観点から見ると、飲料水の売り上げが顕著に伸びるのは、夏季のイメージが強い。
そこで今回は、大人気缶コーヒーブランド・BOSSを展開する「サントリー食品インターナショナル株式会社」に詳しい話を聞いてみることに。
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■実際の売上を比較すると…
前出の疑問に対し、サントリー担当者からは「缶コーヒーはホットで飲まれることが多く、冬季の方が夏季より1.2倍ほど多く売れる傾向にあります」との回答が。
先のアンケート調査の結果だけでなく、実際の販売本数データから見ても、多くの消費者が「缶コーヒー＝ホット」という印象を抱いていることが窺える。
とはいえ勿論、「つめたい」缶コーヒーの人気が低いワケではない。サントリーの担当者は「夏場にもご愛飲頂くお客様も多くいらっしゃいますので、年間を通じてお客様に缶コーヒーを楽しんで頂けるような取り組みを行なっております」とも補足していたのだ。
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■「10-20代男性」だけバグってる…
また、今回のアンケート調査を年代・性別ごとの回答結果から見ると、興味深い傾向が。
過半数には達しなかったものの、20代男性は40%が「暑い（暖かい）時期に缶コーヒーが飲みたくなる」と回答しており、他のグループと比較しても群を抜いて割合が大きいのだ。
小学生時代、雪のちらつく真冬でも「半袖半ズボン」を6年間貫き通した勇者は、どの学校にも1人はいただろう。そしてその人物は、恐らく「男子」だったはず。
男性は女性より筋肉量が多いため、このような「暑がり」の傾向が多く見られる。また若年層は基礎代謝量が高いことも、回答結果に少なからず影響を与えていることだろう。
しかし前出の通り、サントリーが「夏場」に向けて様々な取り組みを実施している点にも注目したい。
サントリー担当者は「ショップやカウンターコーヒーの影響だけでなく、BOSSから発売したペットボトルタイプの『クラフトボス』に代表されるようなアイスコーヒーを日常的に飲用できる機会が増えました」「そうした背景もあって、すっきりとして飲みやすいコーヒーを夏に求めるお客様が増えているのではないかと推測します」とも分析していたのだった。
冬のコーヒーはホットが鉄板だが、暖房をガンガンに効かせた室内で冷たいドリンクやアイスを楽しむのも捨てがたい。今年の冬はぜひ、気分に合わせた「コーヒーライフ」を楽しんでほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ：1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X（旧・ツイッター）を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉（浦和）や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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（取材・文／しらべぇ編集部・秋山 はじめ 取材協力／サントリー食品インターナショナル）
対象：全国10代～60代男女808名 （有効回答数）
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