松井秀喜氏、巨人からヤンキースに移籍した理由を告白 「2日間考え抜いて…」
松井秀喜氏が掛布雅之氏のYouTubeで読売ジャイアンツからFAでニューヨーク・ヤンキースに入団した理由を語った。
元読売ジャイアンツの松井秀喜氏が元阪神タイガース・掛布雅之氏のYouTubeチャンネルに出演。巨人からFA宣言をしてニューヨーク・ヤンキースに入団した理由を語った。
■掛布氏が松井氏のMLB移籍に…
掛布氏は「巨人を退団されて、メジャーに挑戦するわけだけども、悩んだでしょ。なかなか言えないものもあると思うんだけど、なにがそうさせたんですか?」と質問する。
さらに「僕は生涯巨人のユニフォームを着て、王さんのホームラン記録を抜く人じゃないかと見ていたんですよ」とコメント。
そして「それがああいう形でメジャーに行くと言ったときに、本当に松井さんの表情だとか見たときにね、メジャーに行きたくて行ってるのかなというような、ちょっと僕は見ていて嫌な感じだったの。なんでこんな松井さんを悩ますことがあるんだろうと思ってみていた」と話した。
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■FA宣言は「悩んだ」
松井氏は「悩みました。当時ジャイアンツの4番バッターが自らフリーエージェント宣言をしてアメリカに行っていいものかという気持ちが凄く強かった」と明かす。
続けて「伝統のジャイアンツの4番バッターなので。自分の希望とはいえね。そこを一歩踏み出すのは勇気が入りました。実際一歩踏み出したあとも、すぐに前向きな気持ちにはなれなかった。その気持ちのまま記者会見をやった」と振り返った。
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■ヤンキースの試合を見て…
メジャーリーグに移籍したいと思ったきっかけについて松井氏は「1999年にジャイアンツが優勝できなかったんですよね。99年はヤンキースが強い時期で、ヤンキースがニューヨークでプレーオフをやっていたので、シーズンが終わって10日間ぐらい休みだったので、観に行ったんです」と語る。
そして「すぐニューヨークに飛んで。しかもリーグチャンピオンシップで相手がボストンだったんです。勝ったほうがワールドシリーズで。その第2戦をヤンキースタジアムで見たんですよね。 今まで自分がやってきた野球の空気感じゃない」と告白。
そのうえで「その試合が競ったいい試合だったんですよ。最後にヤンキースが3対2で勝ったんです、最後逆転してね。これを見たときに、見てはいけないものを見ちゃったというね。帰ってもね、心のなかに残っているわけですよ、ヤンキースが」と話した。