野口健氏、寝袋1000個以上を被災地へ 「寝袋1つで助かる命がある」
自身の冬山での経験から、令和6年能登半島地震の被災地に寝袋の支援を呼びかけていた野口健氏。第1便として1000個以上の寝袋を届ける。
登山家・野口健氏が10日、自身のX(旧・ツイッター)を更新。令和6年能登半島地震の被災地へ、寝袋1,000個以上を届けることを報告した。
■自身の経験から寄贈呼びかけ
NPO法人ピーク・エイドの代表を務める野口氏は、地震発生後、災害支援協定を結んでいる岡山県総社市と協力して被災地支援を行うことを表明。
被災地の避難所にはエアコンがない所も多く、厳しい寒さが問題となっている中、野口氏は自身が冬山の寒さで眠れなかった経験から、「寝袋1つで助かる命がある」として、冬山用寝袋の寄贈を呼びかけていた。
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■寝袋やエアマットなどを支援
この呼びかけに応じ、野口氏の元には企業や個人から寝袋やエアマットが続々と届いた。
野口氏は、総社市を通じて石川県の馳浩知事や、要請のあった石川県七尾市、輪島市と連絡を取り、支援物資の第1便として「寝袋1,126個、エアマット153枚、有田焼カレーレトルト300個」を届けることを報告。野口氏も自らトラックに物資を積み込み、被災地に向けて出発したことを明かしている。
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■「本当に喜ばれる」「心強い」の声
野口氏の報告に、ユーザーからは「どれも喜ばれる品々ですね。無事に到着することを願ってます」「とくに寒くなってきてますから、寝袋は本当に喜ばれると思います」「これほど心強いものはないと思います」「早く被災地に届きますように」といった声が集まった。
野口氏は昨年9月、ネパールのマナスルへの登山中に体調を崩して呼吸困難となり、下山して入院していたことから、「野口さんも病み上がりの体調、万全ではないと思いますのでご自愛ください」「病み上がりのお身体に鞭打っているように思います。すごく心配です」「まだ本調子ではないと思いますので、休憩を取りながら活動してください」と気遣うコメントも寄せられている。