防災用品や食料の備蓄は十分にできている? 2割は「全くしていない」
避難生活が続く能登半島地震。トイレ不足なども報じられている。
元日の午後に発生した能登半島地震は、今も余震が続き、山がちな地形もあって復旧にも遅れが目立っている。水や温かい食料、生理用品など生活必需品も、いまだ必要な人と場に届いていないケースが少なくないようだ。
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■トイレ不足が深刻
離れた地域への二次避難も進んでいるが、一次避難所ではとくに「トイレの不足」も報じられた。トイレがあふれたり汚れてしまうと使用頻度を減らすために、飲食を控える人が増え、健康状態にも影響が及びかねないという。
防災トイレなども販売されているが、家族全員の数日〜数週間分を用意するのは、なかなかハードルが高い。
また、食料品など消費期限があるものは、備蓄しながら古いものを使っていくローリングストックも推奨されている。こうした防災用品や食料は、どれくらいの人が備えているのだろうか。
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■過半数がしているものの…
Sirabee編集部が、1月5〜9日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「防災用品や食料の備蓄」について調査したところ、「十分にしている」と答えた人は4.4%。「ある程度はしている」と答えた人が最も多く、46.5%だった。
ぎりぎり過半数が備蓄していることになるが、「あまりしていない」が28.9%、「全くしていない」も20.3%にのぼっている。
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■若い世代も目立つ
今回の調査結果を世代別に見ると、意外にも「十分にしている」と答えた人は10〜20代で最も多く9.9%。一人暮らしの場合、備蓄する量が限られるため対応しやすいのかもしれない。
ただ、していない人の割合が最も高いのも若い世代で、明暗が分かれている。また、60代は「全くしていない」という人が11.1%と最も少ないようだ。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)