太田光、性加害疑惑で松本人志と被害女性の双方を配慮 「誰もが自分を一番守る権利がある」
爆笑問題の太田光が、ダウンタウン・松本人志の性加害疑惑にコメント。重要なのは「自分を守ること」と…。
ダウンタウン・松本人志の性行為強要スキャンダルについて、14日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で爆笑問題の太田光がコメント。被害女性・松本・松本ファンを指し、「誰もが自分を一番守る権利がある」などと持論を述べた。
■被害女性の心境を心配
太田は「法律うんぬんとはまた別の話として…」などとしながら、「被害を訴えてる彼女たちが言ってることが、もしあったとして」「警察行けばいいじゃないかとか、いろんな意見が出てくるけれども、いわゆる加害まで及んでないかもしれない、刑事事件として告訴できないかもしれないと思って… 警察沙汰にするって、すごく勇気がいるからね」とコメント。
「ましてや、自分(被害女性)も芸能人の卵で、いま世間で言われてることは、まずは自分が自分に対して責めたと思うんですよね」とも続け、告発への反論や誹謗中傷をめぐる被害女性の心理を推察した。
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■「できなかったことを責めるべきではないと思う」
だがこれには、「警察に訴えたとしても事件化できないかもしれないっていう程度の、いわゆる人間としての人格を否定されたようなことが(あったと)後から思ったとしたら、よくよく考えたらそれがそうだと思ったとすれば、その人たちはやっぱり、そこ(被害直後)でできなかったことを責めるべきではないと思う」など、自分を責めないでほしいと配慮する。
ここで、ゲストコメンテーターの若新雄純氏が、権力者に女性をあてがうような芸能界全体の構造を問題視すると、「全体的な話はわかるんだけど、あったなかったじゃなくて、やっぱり人って自分を一番守る必要があると思うし」と反論し始める。
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■松本の状況も慮る
太田は、「今訴えている人たちがいろんなことを言われているけども、その時点で警察に言えなかったっていう自分を責める必要は全くないし」「後から理不尽だと思ったとしたら、それはやっぱり理不尽なんだよ」と重ねて指摘。
「あそこで言うべきだった、何でその場しのぎの対応をしてしまったんだとか、それは自分が真っ先に思うだろうから、それ思う必要はまったくないと思う」などと被害女性を慮ると、「一方で、松本さんがこれだけシリアスな状況になって、笑いにしにくい状況は当然だし、活動休止していく中で、やっぱり松本さんも自分を守るべきだと思う」などと松本への配慮も見せる。
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■「誰もが自分を一番守る権利があるなと思う」
太田は「俺はわかんないよ。仲悪いしね」と冗談も挟みながら、「どんどん追い詰められてますよね?」「弱者と強者って、ものすごいスピードで今入れ替わるから」などと松本の状況を整理。
その上で、「玉座に座っていた王様が転げ落ちるという物語を、自分が面白いと思えるように作れるとするのであれば、その笑いこそが松本さんを救えると思うし」「そういう意味で言うと、松本さんは笑いのすぐいま隣にいると思う」などと持論を展開した。
また、「松本さんのファンの人たちも傷ついていると思う」とも指摘し、「そういう意味では、綺麗事を言うようだけど、誰もが自分を一番守る権利があるなと思う」と、被害者・松本・ファンともに自分を守るべきだともしている。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)