『ブギウギ』趣里“スズ子”の買い物シーンに胸打たれる 現代では簡単に入手できるアレを必死な形相で…
NHK朝ドラ『ブギウギ』で描かれた如実な時代背景に「こんな苦労をしてたのか」との声が。趣里演じる“スズ子”や水上恒司演じる“愛助”の言動に思いを寄せる人も。
きょう24日放送のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』では戦後間もない時代背景が如実に描かれ、反響を呼んでいる。
■トミの言葉に反論できないスズ子
この日の放送では結核の再発で入院した愛助(水上恒司)の元へ訪れた母・トミ(小雪)が愛助を大阪へ連れて帰ると言い出す。
スズ子(趣里)へ視線を向け、スズ子を信用したことは「ワテの間違いでしたわ」と言い放つトミ。ショックを受けた様子のスズ子はこれに反論できず、「アンタ(愛助)がこないなるまで気づかへんのはおかしい」と愛助に話す姿をただ見つめていた。
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■暗い表情のスズ子に愛助が求めたものは…
トミが去ったあと、暗い表情のスズ子に愛助は「あ、そうや! なんか甘いもん食べたいわ…おはぎとか」と笑顔で伝える。
これにスズ子は「……まかしとき!」と力強く答え、闇市へ。入荷したばかりの砂糖を求め、詰め寄せる人々の間で「おっちゃん! おっちゃん! おっちゃん! おっちゃん! これで買えるだけのお砂糖ちょうだい!!」と必死にお金を差し出し、砂糖を入手。トミの胸中を慮りながらおはぎを作るシーンが流れた。
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■食べ物には不自由していた時代
現代では簡単に手に入る砂糖だが、当時はとても貴重なもの。ドラマ公式X(旧・ツイッター)によると「中の米には麦が混ざっています。まだまだ食べ物には不自由していた時代です」とのこと。
この如実な描写に「まだ砂糖も手に入れるの難しい時代やったんか…」「大勢の人に紛れて一際通る声を張り上げるスズ子の必死な形相に胸打たれましたわ」「俺の祖母の時代なんだよな。もう亡くなりましたがこんな苦労をしてたのかと思うと頭が下がりますよ」との声が上がった。
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■愛助とスズ子にさまざまな思い
また、そんな時代背景と愛助、スズ子の心理描写に心を打たれた人も多かった放送回。
視聴者からは、「愛助氏は本気でおはぎが食べたかったわけではないよね。(ちょっとミッションの難度が高い)おはぎをねだることで、自分にとってスズ子が必要な人間であることを彼女に体感してもらいたかったんだよね」「必死で砂糖手に入れてトミさんに思いを馳せながらつくったおはぎ、一切苦労を見せず『無理して食べなくてもいい』とだけ言えるスズ子が愛おしい」とさまざまな思いを寄せる感想が集まった。