頭に「危険物」を入れ4日間過ごした男性 海水浴やパーティを楽しんでから緊急手術
大晦日に危険な目に遭っていた大学生が、その後に海で泳ぎ、パーティを開き、ロードトリップまで楽しんでいた。
頭の中に銃弾が入ったまま友人と4日間にわたってパーティを楽しんでいた男性が、腕のけいれんに気づいて病院を訪れた。すると、緊急の外科手術を行なうことになったという。『Times Now』『Indy100』などの海外メディアが報じている。
■銃で撃たれたことに気づかず…
21歳の大学生であるマテウス・ファシオさんの身に、驚くべきことが起きた。大晦日に何者かに銃で撃たれていながら、石で頭を殴られたのだと思っており、怪我の深刻さに気づかずそのまま生活していたという。
しかも弾丸が頭の中に入ったまま友達と海で泳いだり、パーティをしたり、かなりアクティブに過ごしていた。
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■頭の中に弾丸の破片
ファシオさんは、ブラジルのリオデジャネイロからジュイス・デ・フォラまでの500キロ近いロードトリップを楽しんだ後、ようやく何かがおかしいことに気づいた。原因不明の腕のけいれんに悩まされるようになったのだ。
ファシオさんがついに病院を訪れたところ、医師らは頭の中に銃弾の破片が入っていることに気づき、緊急の手術が決まった。
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■半身麻痺の可能性も
ファシオさんを治療した脳神経外科医のフラビオ・ファルコメータさんは、腕のけいれんを起こした原因について「銃弾の一部が脳を貫通しており、脳のある領域が圧迫あれ、腕が不随意に動いていた」と説明している。
さらに「もしも弾丸が今の場所から数センチ離れていたら、もっと深刻な損傷を引き起こし、腕だけでなく体の片方が麻痺した可能性があります」とも語った。
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■現在は快復に向かっている
ファルコメータさんはファシオさんの容態については、「非常に危険な状態でしたが、20日から30日もすれば通常の生活ができると信じています」と述べた。
この奇跡的な出来事はSNSを騒がせたほか、ファシオさんの母親は「頭に銃弾を打ち込まれたまま4日間も生きていられるなんて、信じられません。息子がもう一度生まれたような気分です」と語っている。
警察当局は大晦日に誰がファシオさんが銃で撃ったのかを解明するため、捜査を開始したという。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)