ブラックコーヒーの定義、9割以上が誤解していた サントリー「砂糖が入ってもブラック」
9割以上もの人々が誤解していたブラックコーヒーの定義。じつは「砂糖」が入っていても、ブラックコーヒーとなり得るのだ。
個々人の趣味に合った種類や飲み方が揃っているのがコーヒーの魅力。中でも「ブラックコーヒー」は幅広い年代から支持を集める、いわばコーヒーを代表する存在である。
しかしじつは、9割以上もの人が「ブラックコーヒーの定義」を誤解していると判明したのだ…。
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■ブラックコーヒーに「入っていない」ものは?
今回まず注目したいのは、Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女961名を対象として実施したアンケート調査の結果。「ブラックコーヒーに入っていないものはどれか?」という質問に際し、「砂糖」「ミルク」「砂糖とミルク」という3つの選択肢を用意した。
そして回答割合の内訳は「砂糖」が7.2%、「ミルク」が7.9%、大差をつけて「砂糖とミルク」が84.9%という結果に。砂糖もミルクも「ブラックコーヒー」という名前や、そのビターな味わいから程遠い存在に感じられるが、果たして…。
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■9割以上が勘違い
続いては、大人気缶コーヒーブランド・BOSS(ボス)を展開する「サントリー食品インターナショナル株式会社」に、詳しい話を聞いてみることに。
すると、同社の担当者からは「ブラックコーヒーとは『ミルクやクリームを加えないコーヒー』を指します」という回答が得られたのだ。つまり前出のアンケート調査では「ミルク」を選択するのが正しく、じつに9割以上もの人々が「ブラックコーヒー」を誤解していたというワケである。
多くの人が「砂糖が入ったらブラックコーヒーではない」と誤解している理由について、担当者は「多くのブラックタイプ缶コーヒーが無糖のため、ミルクだけでなく、砂糖も入っていないと認識されているのだと思います」と、分析している。
これはつまり「砂糖の入ったブラックコーヒー」が成り立つ一方で、市場では「無糖の(ミルク無し)ブラックコーヒー」が主流となっているため、ブラックコーヒー=無糖でミルク無しのコーヒー、と認識するユーザーが多いのでは…という仮説なのだ。
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■ブラックタイプ缶コーヒーを代表する存在
サントリーでもやはり無糖+ブラックコーヒーの商品「ボス 無糖・ブラック」を販売しており、担当者は同商品の魅力について「コーヒーのコクや香りはもちろん、クセのないすっきりとした後味です」と説明する。
「無糖・ブラック」が誕生したのは今から20年ほど前のことで、サントリー担当者は「現商品の原型が出来上がったのは2000年代前半です。少しずつお客様の嗜好に合わせ、アレンジを加えながら現商品に至っております」と、その歴史について語ってくれた。
ちなみに同商品はブラックタイプ缶コーヒー市場でNo.1のポジション(※インテージSRI調べ ブラック缶コーヒー市場 2018年1月~2018年12月累計販売金額 全国SM・CVS・DRUG計)を築いており、ユーザーから高い人気を博していることが窺える。
「ブラックコーヒー」に苦手意識を持っていた人もぜひ一度、ボスシリーズを試してみてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ 取材協力/サントリー食品インターナショナル)
対象:全国10代~60代男女961名 (有効回答数)