世界最高齢でギネス認定の114歳男性が死去 長寿の秘訣は「よく働き、毎日1杯の酒を…」
ギネス世界記録で「世界最高齢男性」に認定されていたベネズエラ人男性が、亡くなった。長い人生のなか自分らしく暮らし、多くの子孫に恵まれたようだ。
世界最高齢の男性としてギネス認定されていたベネズエラ人の男性が、115歳の誕生日を2ヶ月後に控えて死去した。『People』や『Euronews』などが報じている。
■世界最高齢の男性が死去
ギネスワールドレコーズ社は3日、世界最高齢の記録を保持していたベネズエラ人男性のフアン・ビセンテ・ペレス・モラさんが、2日に114歳で死去したと発表。「二度の世界大戦を生き抜き、テレビの発明や人類の月面着陸を目撃し、新型コロナウイルスからも生き残った」と述べている。
同社は、2022年1月18日に112歳で世界最高齢として認定していたスペイン人男性のサトゥルニノ・デ・ラ・フエンテ・ガルシアさんが亡くなったことを受け、同年3月30日に同じく112歳だったフアンさんを正式に世界最高齢として認めた。
フアンさんは南米人として初めて同記録に認定されただけではなく、現在では歴史上4番目の高齢男性となっている。
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■ベネズエラの歴代最高齢者
ベネズエラの「スーパーセンテナリアン(110歳以上の人物)」だったフアンさんは、2022年1月18日から死去した今年4月2日まで、存命中の最高齢男性かつ男女を通してベネズエラの歴代最高齢者でもあった。
そんなフアンさんは生前、1日に少なくとも2回は祈ることで知られていたほか、長生きの秘訣を「一生懸命働き、よく休み、早寝し、毎日お酒を1杯飲み、神を愛し、いつも心の中に神を持ち続けることだ」と説いていたそうだ。
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■多くの子孫に恵まれ…
フアンさんは10人兄弟の9番目の子として生まれ、わずか5歳から農業に従事。妻エディオフィナ・デル・ロサリオ・ガルシアさんとの間に11人の子供(息子6人、娘5人)をもうけ、エディオフィナさんが亡くなるまで60年間も夫婦として連れ添ったという。さらに42人の孫、18人のひ孫、12人の玄孫にも恵まれた。
なお、次のギネス世界記録認定者として濃厚だった千葉県館山市の薗部儀三郎さんは、今年3月31日に死去している。薗部さんは2022年11月15日に、111歳の時点で日本国内では最高齢の男性となっていた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・田中サワ)