離陸後25分で飛行機内のアルコールを空っぽに 団体旅行客の酒豪ぶりが物議
イギリスからゴルフ旅行の団体客を乗せた飛行機で、アルコールが出尽くすという前代未聞の事態が発生した。
世界のなかでも、イギリス人には特に酒好きが多いと言われている。ある飛行機に搭乗したイギリス国籍の団体客が、驚くような話題を提供した。『Daily Mail』や『LBC』などの海外メディアが報じている。
■25分で機内のアルコールが空っぽに
話題になっているのは、トルコ航空とルフトハンザ航空が共同で運営しているサンエクスプレス(本部はトルコのアンタルヤ)という航空会社。搭乗客は、その飛行機を貸し切りで利用したイギリスのゴルフ団体旅行客だった。
イギリスからトルコへと4時間ほどのフライトを予定していたが、搭乗客らは次から次へとアルコールを飲み、離陸からわずか25分で機内に搭載していたビールとワインが空っぽになってしまった。
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■CEOは「前代未聞のケース」
使用していたボーイング737-800の座席数は189席で、どれほどの人数が搭乗していたかは明かされていないが、離陸後わずか25分ですべてのアルコールが飲み干されるのは、前代未聞のケースだった。
かつてルフトハンザ航空で幹部を務め、現在はサンエクスプレスのCEOであるマックス・コウナツキ氏は、イギリス人搭乗客の全体的なイメージを「散財が好きな人ほど快楽主義」と語っている。
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■イギリスの人々の反応は…
イギリスの人々からは「ゴルフ旅行ではお祭り気分だろう」「この記録をぶち負かそう!」「酒に強い証拠。誇らしい」などの声があがった一方、「自慢できることじゃない」と呆れる声もある。
また「機内はカオス。客室乗務員は大変だったね」といった声や、「機内でのアルコールは禁止に」「貸し切りでよかった。ドンチャン騒ぎで他の搭乗客には大迷惑」と批判の声も多いようだ。
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■上空では地上の2倍も酔いが回りやすい
空の旅の緊張をほぐすためや眠るためなど理由は様々だろうが、無料でアルコールが提供される場合、つい飲み過ぎてしまう人がいる。だが高度約1万メートルを飛行する機内の気圧は、富士山の5合目程度に相当し、空気中の酸素濃度も薄くなるため、とにかく酔いやすい。
上空では地上の2倍も速いペースで酔いが回るといい、心拍数や血圧に影響を与えるほか、恐ろしいエコノミークラス症候群を引き起こす可能性もある。機内での飲酒は「強いから大丈夫」と過信しないことが大事だという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)