中日ドラゴンズの問題点を前コーチ・西山秀二氏が指摘 「ドラフトが失敗…」
前中日ドラゴンズヘッドコーチの西山秀二氏が、コーチ時代に感じた中日の戦力的な問題点を語った。
元広島東洋カープの西山秀二氏が、高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル『よしひこチャンネル』に出演。昨年までヘッドコーチを務めた中日ドラゴンズの問題点を語った。
■90年代のカープをトーク
高橋氏と西山氏がトークをした今回の動画。話題は90年代のカープ投手陣に。
西山氏は当時を振り返り「本当に投手がいなかった。左の石貫(宏臣)とか右の望月(一)とか。『ああ、いたな』というのしかいない。近藤(芳久)さんとか、山﨑(健)、サイドの。あとはチェコとか。キツかったですよ」と語る。
続けて「打つほうはすごかったですよ、あの時代。ピッチャーの頭数が足らなかった」「5人、3割打ったんですよ。金本知憲、ロペス、江藤智、前田智徳、僕」とコメントした。
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■高橋氏が現役時代のカープは投手王国
その後、高橋氏から現役時代のカープが投手王国で強かったことが語られる。
同氏は「あの当時ね、新人がみんな新人王を取っている。川口(和久)、津田(恒実)やろ。それに金石(昭人)やん。そうやって見たら、やっぱり投手王国だな」と80年代前半から後半のカープ投手陣を振り返る。
西山氏も「長冨(浩志)さん、白武(佳久)さん。その後が紀藤(真琴)さんしかいない。そのあいだ、失敗しているんですよ。紀藤さんと佐々岡(真司)が社会人から来ました。若いのが2人しかいなかった」と回想した。
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■90年代のカープは投手が…
続けて西山氏は「僕らの代でいったら、野手は緒方孝市、金本江藤、前田と3~5位の選手が猛練習で育った。だからやっぱりピッチャーは、良いのを採ってこないといけない。今のプロ野球でもそうでしょ。ほとんど活躍しているのは、ドラフト1~2位ですもんね。下から活躍するのは稀ですよ」と語る。
高橋氏が「ピッチャーは持ってるもの、基本的なものがあるもんな」と同調すると「ピッチャーは良いのをどんどん連れてこないと、無理ですね。それとバランス良く連れてこないと無理です。がたっと間が空いたら、チームがガタガタになりますね」と西山氏は持論を展開した。