「消えた歌姫」ちあきなおみ、300曲がサブスク解禁 音楽界を動かしたファンの“ラブコール”
かつて、一斉を風靡したちあきなおみの楽曲がサブスクで配信される。ファンから歓喜の声があがっていて…。
10日、歌手・ちあきなおみの楽曲が音楽配信サブスクリプションサービスで配信される。彼女の歌声を配信で聴けるとあって、歓喜の声があがっている。
表舞台から姿を消したちあきの「サブスク解禁」の裏には、ファンの熱烈なラブコールがあったようで…。
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■300曲以上がサブスク解禁へ
今回のサブスク解禁は、6月10日にちあきがデビュー55周年を迎えることを記念したもの。全シングル・全オリジナルアルバム300曲以上が、音楽ストリーミングサービスやiTunes Store、レコチョク、moreなど主要ダウンロードサービスで配信される。
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■1992年から事実上の引退状態に
ちあきは1969年に『雨に濡れた慕情』でデビュー。ハスキーボイスと独特の表現力で大ブレイクを果たす。72年には『喝采』が一斉を風靡し、日本レコード大賞を受賞。
その後も多くのヒット曲を出したが、1992年に夫が亡くなったことで芸能活動を休止。公の場に姿を出さず、マスコミの取材に応じることもなかったため、事実上の引退状態となっていた。
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■サブスク解禁の舞台裏
なぜ、令和に「消えた歌姫」の楽曲が配信されることになったのだろうか。
あるレコード会社関係者は、「芸能活動休止後も、ちあきさんの熱狂的ファンは多いです。以前から、彼女の所属していたレコード会社にサブスクを求める声が多数寄せられていました。3つのレコード会社に在籍したこともあり、調整に時間がかかりましたが、デビュー55周年の節目に合わせて解禁となったのでしょう」と話す。
ファンの熱烈な“ラブコール”が音楽界を動かしたようだ。ネット上では、「ずっとサブスクないと思ってたからうれしい」「わたくしの女神様」「生きててホント良かった」「楽しみでブルブル」など、サブスク解禁を喜ぶ声が多数あがっている。
令和になっても、ちあきの歌声はたくさんの人を魅了することだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)