一見普通の標識、目的地を見てギョッとしたが… 60年前のエピソードに思わず涙
前後左右でなく上方向を指した、スケールの大きすぎる標識「宇宙」が話題に。種子島町役場は「ぜひ打ち上げの感動を味わってほしい」と語る。
我われ人間は、大なり小なりの固定観念を持って生きている。例えば「案内標識の矢印は前後左右、ときに斜め方向を指している」といった具合である。
しかし以前X上では、そんなイメージを覆す「スケールの大きすぎる標識」が話題となっていたのをご存知だろうか。
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■この標識、何かおかしい…?
今回注目したいのは、宇宙を身近にするプロジェクト「STAR SPHERE」の宇宙感動ナビゲーター・村木祐介さんが投稿したポスト。
「種子島には宇宙までの距離を示す道路の案内板がありました!」と意味深な1文が綴られた投稿には、目的地までの距離を指す標識の写真が添えられており…なんと、標識の矢印は上方向を向いている。
そして矢印の下には「上空100km 宇宙」と、あまりにもスケールが大きい目的地が表示されていたのだった。
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■「案外近い」と驚きの声も…
誰もが思わず二度見してしまう標識は瞬く間に話題となり、前出のポストは投稿から数日足らずで5,000件近くものリポストを記録したほど。
他のXユーザーからは「ここに道路を敷いたら面白い」「粋でオシャレですなぁ。ここへ行かないと見られない案内板」「これは感動するね」といった称賛の声が続出。
また「宇宙までって、案外近いんだな…」「東京から熱海くらいまでの距離?」など、驚きの声も少なからず確認できた。
ポスト投稿主・村木さんに話を聞くと、件の標識は5月25日に鹿児島県南種子町「上中交差点」にて撮影したものと判明。発見時、村木さんは思わず「すげーコスモってる! さすが種子島! 宇宙が身近で、遊び心が素敵だな」と興奮したそう。
なお「コスモってる」とは、村木さんが出演するYouTube番組『コスモさんの宇宙ワクワク感動教室』で、宇宙を感じて心が動いたときに使用するフレーズで、特に某「小宇宙」は関係ないようだ。
そこで今回は、件の標識を管理する「南種子町役場」に取材を実施することに。その結果、種子島と宇宙の「驚きの関係」が明らかになったのだ…。