『虎に翼』寅子のアメリカ土産に「残酷」「切ない」の声 “スン”の応酬に「すごい脚本」脱帽する人も
8日放送のNHK朝ドラ『虎に翼』で、寅子(伊藤沙莉)が花江(森田望智)に渡したお土産に呆れる声が。穂高教授(小林薫)の言葉の意味を考察する人も…。
8日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、寅子(伊藤沙莉)が花江(森田望智)に渡したアメリカ土産が「残酷」だとの声が上がっている。
■寅子のアメリカ土産は…
この日の放送では寅子がアメリカでの裁判所視察から帰国。華やかなワンピースにハイヒール、サングラスという姿で登場し、久藤(沢村一樹)のハグを嫌がることもなくすっかり海外文化に影響された様子を見せる。
夜、自宅へ帰った寅子はアメリカ土産を家族へ。花江には美容クリームと料理本を、子供たちへはお菓子と大量の英語の本を渡した。
料理本をパラパラとめくり「あら、全部英語じゃない」と呟く花江。すると寅子は「花江なら読めるわよ」と軽く言い放ち、花江はやや困惑した表情に…。
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■料理の本に「残酷」「切ない」
寅子の土産のチョイスにXでは「うれしくない土産を買ってくる(何を喜ぶか知らないから)」「寅子独善的な土産チョイス」との声が。
とくに「良いと思って『料理の本』を渡す残酷さよ」「花江ちゃんにこれ買ったら喜ぶだろうなってのが英語をバリバリ勉強していた女学校時代で止まっちゃってるのがあるあるで切ない」「花江ちゃんにクリームまではよかったのにそこからがなー。なぜ料理の本?」と、花江へ渡した英語の料理本を残念に思った人は多いようだ。
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■呆れる視聴者続出
現在の猪爪家では花江が家事育児の全般を担っているが、あまりの忙しさに子供たちへ「手抜きをさせてください」と願ったほど。
そのため「花江ならじゃなくて、今は読む時間はとれないんだよ」「花江ちゃんは辞書引きながら料理するほど暇じゃないのもわかってない…」「そもそも花江ちゃんは料理好きなの?」と呆れる声が多数。「花江ちゃんへのアメリカ土産はかわいくて機能的な台所グッズ、へー、アメリカの皮むき? 楽ねー。みたいなのを選んでほしかったわ」との声も上がった。
また、花江は着物も寅子の亡き母・はる(石田ゆり子)のものを着用するなど、おしゃれを存分に楽しんでいる様子も見受けられない。一方で寅子が綺麗なワンピースを着ていることから、「自分が着てるような洋服とかスカーフとか、もうちょっと何かあるやん」「花江ちゃんははるさんの着物とか着回してるのに? なに? 花江ちゃんはもうおしゃれとかしなくていいと? ワンピースじゃなくたってスカーフ一枚でも良かったのに…」と気遣いが欠けた寅子の行動に辟易した人は多いようだ。
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■「スン」とさせる側に?
さらに、密着取材を受けた寅子は女性司法修習生との対談の席で「私たちの時代には法律を勉強することすら許されなかったんだもの。あなたたちは恵まれているんだから、頑張らないとね」と発言。
家族だけでなく寅子の態度や発言に周囲が不満や違和感を抱く様子がはっきりと描かれる回となったが、「『スン』に疑問を持ってここまでやってきた寅子が、偉くなったら周囲の若者を『スン』とさせてるの、すごい脚本だ…」との声が。
5日の放送で恩師の穂高重親(小林薫)が寅子へ向けた「君もいつかは古くなる」という忠告について「『君もいつかは誰かをスンとさせてしまう』という意味でもあるのかも」との考察も上がっている。
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(文/Sirabee 編集部・今井のか)