最近洗濯機を買い換えたのですが、動作中に「ドン…ドン…」という音がするようになってしまいました。
静音タイプなのにおかしいなと思って原因を調べてみたところ、意外なところにありました。
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音の正体は「ウォーターハンマー」
よくよく音を聞いてみると、その音は洗濯機本体からは出ていませんでした。もっと奥、壁から聞こえていたんです。
洗濯機が注水時に定期的に水を止めることで「ドン…ドン…」という音が発生していることがわかりました。
水道の開け閉めによって水道管の中を流れていた水がぶつかることで起こるウォーターハンマーという現象によって音が出ていたんです。
対策を探したところ、水量を減らすなどいくつかの簡易的な方法を見つけることができましたが、どれを実践しても我が家の場合は何も解決しませんでした。そこで一縷の望みにかけて導入したのが「ボンパミニ」です。
水撃(ウォーターハンマー)を防止してくれる装置で、設置場所に合わせてさまざまなモデルが出ています。今回使うのは洗濯機接続用です。手のひらサイズのコンパクトな装置ですが、これが絶大な効果を発揮してくれました。
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取り付け5分。工具も不要
取り付けは5分もあれば終わります。止水栓のハンドルをしっかり閉めて、ホースと洗濯機の間にボンパミニをつけるだけ。
必要なものはホースに入っていた水を受け止めるための洗面器とタオルくらいで、特別な工具はいりませんでした。
しっかり取り付けて止水栓をひらけば、いつも通り洗濯機が使えるようになります。
早速洗濯機を動作させてみたところ、無事「ドン…ドン…」という音が鳴らなくなっていました。
今まではとても大きな音が鳴り響いていましたが、もう全く気になりません。水量や勢いも問題なく、ちゃんと動作しています。
たったこれだけの作業であの大きな音を消せるなんて…。これなら安心して洗濯機を使えます。
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環境によっては難しいことも
とても便利なボンパミニ、かなりオススメのアイテムなのですが、設置にはいくつかの注意が必要です。
まず、洗濯機のモデルや蛇口とホース取り付け位置などによっては洗濯機接続用のボンパミニが使えない場合があります。我が家では洗濯機上に取り付けた棚とボンパミニが干渉してしまうので、洗濯機の位置をずらす必要がありました。
洗濯機接続用が使えなければ、止水栓のハンドルと交換するタイプなど違うモデルが使える可能性がありますが、そちらは設置にある程度知識が必要なので不安があれば専門の業者などに相談してください。
また、説明書には
水撃防止器は水撃を緩和する器具です。水撃による衝撃音は、配管の支持方法、共鳴、建築構造の要因から、ボンパミニを設置しても解消されないことがあります。
と記載があったので、うまくいくかドキドキしながら作業しました。我が家の場合はかなり効果がありましたが、環境によっては効果が出ないことも考慮して検討してくださいね。