公園で見つけた謎のオブジェ、予想外の正体に衝撃走る 「実在したのか…」とネット民驚愕
北海道の公園に設置されたオブジェが、伝説のクソゲー『デスクリムゾン』に現れるロゴだと話題に。エコール社長・真鍋氏も「何が起きてるんだ」と戸惑いを隠せない。
かの大魔王・ゾーマが言い残したように、光あるかぎり闇もまたあるもの。華々しい「神ゲー」とは別のベクトルで評価を集める「クソゲー」もまた、我われ人類にとって欠かせない存在なのだ。
以前X上では、北海道のとある公園にて発見されたオブジェが「伝説のクソゲーを想起させる」として、話題になっていたのをご存知だろうか。
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■このオブジェ、どこか見覚えが…
ことの発端は、Xユーザー・tk_nzさんが投稿した一連のポスト。
「せっかく洞爺湖きたから俺はこのオブジェを見に来たぜ 」という特徴的な文面の投稿には、額と顎部分が欠けた「巨大な人の顔」のオブジェの写真が添えられている。
一体どういうことなのか…? と首を傾げた人も少なくないと思うが、なんとこちらのポスト、たった数日で4,000件以上ものリポストを叩き出すほど大きな話題となっていたのだ。
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■そもそも、なぜバズってるの?
同ポストが大きな話題を呼んだのは、2つの大きな要因が考えられる。
ひとつ目は、こちらのオブジェがゲーム開発・販売を手がける「エコールソフトウェア」のロゴマークと非常に酷似している点。そしてエコールを代表する作品が、かの有名な『デスクリムゾン』である点だ。
1996年、セガサターン向けソフトとしてリリースされた同作は「クソゲー史に名を残す名(?)作」と名高いタイトルで、「10年に一度のクソゲー」「デス様」「クソゲーの征夷大将軍」など、その敬称は枚挙に暇がない。
クソゲーとしての特徴については挙げるときりがないため割愛するが、同作の奇抜さは電源を入れた瞬間からいきなり全開である。
謎に牧歌的なBGMに合わせてエコールのロゴマークが表示され、これが異様に怖い。人の顔を模した青銅の仮面のような物体が、血溜まりやマグマのように真っ赤な背景をバックに現れるというもので、とにかくインパクト抜群。
さらにスキップできない仕様のため、理不尽なゲーム性がゲームオーバーを誘発しやすい点と併せ、プレイヤーは必然的にこのロゴマークを何度も…それこそ、親の顔のような頻度で拝む羽目に陥る。
そのため「会社を象徴する」という名誉あるロゴマークは、多くのゲーマーの胸には「トラウマの象徴」として刻まれたのだ。
そんな『デスクリムゾン』の魔力に魅入られたゲーマーは少なくなく、自身の名に同作主人公の名を冠したXユーザー「コンバット越前」さんもその一人。
同作の魅力について、越前さんは「各キャラクターのボイスを務めた声優・せいじろうさんの声とイントネーション、台詞回しに加え、その他の設定もツッコミどころがあるものばかりですが、そこがまた忘れられなく、深くプレイしていなくともハマってしまうポイントだと思います」と語っていた。
こうした背景もあり、件のポストはX上で大きな話題となり、Xユーザーからは「スキップできないぞ、気をつけろぉ!!」「なんだぁこのオブジェはっ!?」「実在したのかよ…」など、驚きの声が続出する事態に。
そこで今回は、こちらのオブジェの正体、およびエコールのロゴマークの詳細を探るべく、北海道の「洞爺湖町」、ならびにエコールの社長・クリムゾン真鍋氏に取材を敢行することに。
その結果、ダニーとグレッグも驚きの、衝撃的事実が多数明らかになったのだ…。