高校野球の7回制導入に高木豊氏が賛成 プロ野球の採用も提言「野球を存続させるために…」
高野連が議論している高校野球の7回制。高木豊氏は将来「プロ野球も含めて7回制にしたほうがいい」と提言する。
元横浜大洋ホエールズの高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで、高校野球の7回制について持論を展開した。
■高校野球の7回制をトーク
高木氏は高野連が7回制を議論していることについて「選手時代に7回制って言われたら、すごく嫌だったよね、たぶん。せっかく甲子園に出たのに、あと2回ぐらいやってよと思うよね」と話す。
続けて「でもこの酷暑を考えたら、これからプロ野球の世界も含めて、俺は7回制にすべきだと思うよ。今の時代の流れだとかを考えると、高校野球はまだ早いから9回見てもいいんだけど、プロ野球なんか3時間越えるでしょ。そうなると3時間座って見てるっていうほうが、やっぱり少なくなるよね。全体的なバランスを考えて。社会とかいろいろ考えたら、俺は7回制でいいと思う」と7回制導入を提言した。
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■全てのカテゴリで7回制に
その後も7回制について語った高木氏は「 2003年か。ノタニ会長というイタリアの人がいたんだよ。アテネでオリンピックあるから、イタリア経由で入るときに、食事をごちそうしてもらったんだよ。もう亡くなられたけどさ。 その人が言ってたよ、つねに。7回制が野球は良いって」と持論を展開する。
続けて「じゃないと世界的にも広がりは見せないって。 サッカーでも1時間半で終わる。野球はその倍ある、時間的に言えば。そういうスポーツは絶対時代に遅れを取る。だから7回制で1時間半を目指したほうがいいってね」と指摘した。
森藤恵美が「高校野球の7回制はやってみてもいい?」と質問すると「選手のときだったら嫌だけどね。こうなってみると、高校野球だけじゃない。全体的な野球で俺は7回制を推進している」「野球を存続させる、長く後世に残すためには、いずれは7回制にするタイミングが来る」とコメントした。
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■試合時間短縮が課題の野球競技
高木氏が7回制導入の根拠に挙げた試合時間短縮は野球の課題。オリンピック競技から除外された理由も「長いから」だと言われている。
メジャーリーグでは投球時間を制限するピッチクロックや延長タイブレークを採用することで時間短縮を図っており、7回制の議論は起きていない。日本プロ野球は「打者交代30秒以内を徹底する」という申し合わせのみで、罰則を伴うルールはない。