10代向け映画だと思ったら…アラフォー以上でも胸キュン・号泣した恋愛映画 『恋を知らない僕たちは』

累計発行部数 120万部以上の青春コミックを実写化した『恋を知らない僕たちは』が8月23日公開。

2024/08/24 09:00


『恋を知らない僕たちは』
(©2024「恋を知らない僕たちは」製作委員会 ©⽔野美波/集英社)

2017年から21年まで『別冊マーガレット』(集英社)で連載された、水野美波さんの同名コミックが原作の『恋を知らない僕たちは』が8月23日より公開。

高校生6人の恋模様を描く本作は、10代向けかと思いきや、なんとアラフォー・アラフィフの親世代もつい泣けてしまう良作でした。その魅力を探ってみましょう。



■10代男子高校生になりきってみる

少女漫画好きの筆者は、原作コミックも読み込んでいました。本作が他の少女漫画と一線を画すのは、主人公の男の子目線で物語が進んでいくところでしょう。

そうすると、自分が「10代の男の子」になったように主人公に感情移入していくので、なかなか新鮮です。普段“大人の女性”として生活している分、「おおー少年だとこう思うのかー」などとめったに味わえない気分を堪能しました。

その実写版が23日から公開になりますが、主人公の男の子・高校2年生の英二を、映画初主演となる大西流星さん(なにわ男子)が快演。英二の中学からの親友・直彦を窪塚愛流さんが演じており、原作に負けず劣らず、男の子同士の熱い友情にも胸を打たれます。


関連記事:小峠英二、“2年共演”乃木坂46メンバーめぐり初めて知ったこと 「え?」本人驚き

■高校生6人の恋心は?

物語は、直彦が英二の幼なじみである泉(莉子さん)へ恋心を寄せる場面からスタート。英二が直彦の背中を押し直彦と泉は付きあうことになりますが、じつは英二は泉への恋心を隠していたのでした。

やがて英二と直彦は、先輩彼氏に振り回されている小春(齊藤なぎささん)に出会います。小春は自分をなぐさめてくれた直彦に近づこうとしますが、それを必死に止める英二。

一方、英二と同じ図書委員の瑞穂(志田彩良さん)は、本の雪崩事故から助けてくれた英二を意識しはじめます。バンドマンの太一(猪狩蒼弥さん)は、瑞穂の思いを見守るのですが…?


関連記事:久住小春&佐藤大樹W主演『瓜を破る』 ドラマの世界を彩るOPテーマとEDテーマが解禁

■純粋に思い出す気持ち

もともと小春が一番好きなキャラクターだったのですが、本作の齊藤さん版小春は、さらに心を奪われました。外見は派手でこわいもの知らずの印象を与えますが、内面は素直で不器用な小春。最後、自分自身をふり返って反省するシーンに、思わず涙。

大人になるにつれて、自己嫌悪と折り合いをつけながら生きていくことになりますが、いまの自分は小春のように、こんな素直に自分と向き合えるだろうかと考えてしまいます。

ほかにも、等身大で恋をする高校生たちの口から出る台詞は、名言ばかり。「恋を知らない」としつつも、人を思う彼らに、純粋な気持ちは何か…教えてもらえるはずです。


++++++++++++++++++++
『恋を知らない僕たちは』
8⽉23⽇(⾦)全国ロードショー
公式サイトはこちら

・合わせて読みたい→バイきんぐ・小峠、スノボ中に恐怖体験 「これでカメラ回ってねぇのかよ」

(文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ

映画女性齊藤なぎさなにわ男子莉子大西流星恋を知らない僕たちは
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング