駐車場に現れた黒い物体、近くで見てゾッとした… 最強の無断駐車対策が「怖すぎる」と話題
違法駐車への効果的な対策方法が話題に。「絶対駐車したくない」と、ネット上にどよめきが広がっているのだ。
「毒をもって毒を制す」という言葉があるように、大胆な手法が効果的なシチュエーションは珍しくない。
しかし現在X上では、無断駐車への対策として「効果がありすぎる物体」が話題となっているのをご存知だろうか。
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■この駐車場、何かがおかしい…
今回注目したいのは、反射に伴う問題の解決や、アート分野まで含めた高品質な黒色素材の提供を行い、「世界一のブラック企業」となることを中期目標として掲げる「暗素研」のX公式アカウントが投稿したポスト。
「黒色無双のおかげで、違法駐車が減りました!」と、謎の四字熟語が登場するポストには1本のショートムービーが添えられており、駐車場と、侵入を拒む三角コーンの様子が確認できる。
そしてなんと三角コーンには、呪いの面としか思えない「真っ黒な能面」が設置されていたではないか。
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■「シンプルに怖い」と戸惑い
夢に出てきそうな凄まじい光景は瞬く間に話題となり、同ポストは投稿から数日足らずで1万件以上ものリポストを叩き出す事態に。
Xユーザーからは「出会ったら泣きそう」「シンプルに怖いんよ」「真夜中にこんなの見たら泣くぞ」「普通の能面でも、じゅうぶん怖いのに…」など、驚きと戸惑いの声が多数寄せられている。
果たして、こちらの能面は如何にして作成されたのか。また「黒色無双」とは一体、何なのか…。話題のポストを投稿した暗素研に取材を敢行すると、驚きの舞台裏が明らかになった。
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■それにしてもこの部長、ノリノリである
黒色無双のおかげで、違法駐車が減りました! pic.twitter.com/4MIwvl0DSe
— 暗素研 (@KoPro18) August 7, 2024
取材に応じてくれた暗素研の事業部長・清藤鉄平さんは、件の能面作成の経緯について「当社は光を吸収する黒い素材を開発する企業で、産業用途では光学機器の迷光対策などに貢献しております。近年はアート用途での引き合いも多く、黒の持つ『怖さ』『不気味さ』を表現する企画を作りたいと考えました」と、振り返る。
そして陶器でできた能面に、同社が誇る「世界一黒い水性アクリル塗料」こと「真・黒色無双」を塗装した結果生まれたのが、件のオブジェというワケだ。
なお、ポスト本文には「違法駐車が減りました!」と書かれているものの、清藤さんからは「不気味なので違法駐車避けに効果てきめんだと思いますが、本当に設置した場合は近隣住人からの苦情が来ると思います」とのコメントが得られているように、実際には設置されていないので安心してほしい。
また「ぜひ本職の芸術家、もしくはホラー系のエンタメ企業の方々に活用頂きたいと思います」ともコメントしており、この企業、完全にノリノリである。
今回のポストを見て分かるように、ユニークな広告企画の重きを置いている同社。その強みについて、清藤さんは「『何かを黒くしたい』というお客様の声に対し、最も応えられる組織であると自負しております。世界一のブラック企業であると言えます」と、太鼓判を押していた。
いつの世も人々を魅了する「黒」の真の魅力を引き出したい人は、ぜひ同社の製品やサービスを体感してみてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)