橋下徹、被災地の子供に服贈る金正恩氏に私見 「住民の不満が爆発しないよう…」
橋下徹さんが、台風の影響で洪水の被害を受けた被災地を見舞う金正恩氏の「支援の意図」について言及しました。
19日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、北朝鮮で先月発生した大雨による洪水の被災地を金正恩朝鮮労働党総書記が見舞ったことを報じました。
異例とも言える「被災者に寄り添う姿」に、弁護士の橋下徹さんは広報的な観点から私見を述べています。
■台風による大雨洪水
7月下旬、北朝鮮北部で台風による大雨洪水が発生し、甚大な被害が報告されています。金総書記は、およそ1万8,000人の被害者を平壌に受け入れたことを公表。
被災者が集まった広場に黒塗りの高級車で乗り付け、励ましの言葉をかける姿も。また、浸水地域の視察に向かった際はテントの中で暮らす少女に高級なドレスを贈っており、少女が感極まって泣き出す様子も捉えられています。
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■金総書記からのプレゼント
平壌に避難した子供たちに、異例とも言える手厚い対応を見せた金総書記。子供たちに果物や料理を振る舞い、肩を並べて一緒に食事をする姿も見せています。
しかし子供が集まりすぎたのか、映像の中では大人が子供を金総書記から引き離す様子も見て取れます。
金総書記から直接、子供たちに新しい制服や学用品、鞄や靴などをプレゼントする姿も報じられ、避難してきた小学生の授業では頬をなでるなど交流を図っていました。
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■住民の不満が爆発することを警戒?
韓国のメディアは、今回の水害での死者はおよそ1,000人から1,500人にのぼると報じていますが、具体的な被害状況はまだ明らかになっていません。
金総書記が被災地を見舞う映像を見たコメンテーターは、「扇風機が1台しかないテントの中で、高級ドレスのお見舞いを渡す」という行為のチグハグさも指摘しています。
また、橋下さんは「やっぱり住民の不満が爆発しないように、気は遣っているんでしょうね」と、広報的な戦略についても言及しています。
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■橋下徹「ものすごい暴動になりかねない」
続けて橋下さんは、「ただこれは、選挙で政治家が選ばれる民主国家でも政治家はみんな国民のことを気にしますけれども、特に選挙というものが機能していない国では、人民の爆発が自分の命を奪ってくるくらいのものすごい暴動になりかねない」と考察。
バングラデシュを例にあげ、「先日バングラデシュでも学生の反乱デモから首相が亡命したように、北朝鮮でも、住民の不満が爆発したときにはっていうのが、どっかに金正恩氏の気持ちにあり、ここまで一生懸命配慮しているのかなと思いますね」と分析していました。
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(文/Sirabee 編集部・星子)