三浦大輔監督の横浜DeNAベイスターズが優勝できない理由を齊藤明雄氏が分析　「1点が…」

強力打線を誇りながら優勝争いから一歩後退した感のある横浜DeNAベイスターズ。OBの齊藤明雄氏が語るその原因とは。

2024/08/22 14:30

元横浜大洋ホエールズの齊藤明雄氏が、元阪神タイガース・江本孟紀氏が自身のYouTubeチャンネル『エモやんの、人生ふらーりツマミグイ』に出演。横浜DeNAベイスターズが優勝できない理由を分析した。

江本氏はベイスターズについて「順位予想をやっていてもさ、ベイスターズを優勝に挙げる人が結構いるよね」と声をかける。

OBで投手コーチを務めた経験を持つ齊藤氏は「この何年間はメンバーが揃っているし、優勝と言われます。でも、結局は去年もそうですけど、1点が取れず。引き分けにできないというゲームが多い」と指摘した。

さらに「3、4点は簡単に取るのに、1点がとれない。それで負けているのが多いと思いますよ」と齊藤氏は語る。

話を聞いた江本氏は「なんちゅうチームや。3、4点は取るのに、1点がとれない」と驚きの声を上げる。

続けて「順位予想をやっても俺は上にしないんだよ。忖度もあって巨人を1位にしている。ベイスターズはこのメンバーなら優勝にしてもいいかなと思うんだよ。『ああ、でもな』と思ってしまう。ひどいことを言うと、ゲームが下手だしね。勝つのが」とコメントした。

ベイスターズの現状について齊藤氏は「今年と去年のテーマが『走る』。アウトになったらもう走らない。続かない」と解説する。

また、送りバントが少ないことを指摘されると「アウトを挙げるのが嫌なのか、失敗するのかという感覚。メンバーが揃いすぎている。揃いすぎているメンバーの間に空間をあければいいんだけど、あかない。だからダブルプレーになってしまう」と分析した。

江本氏も「2割8分打つ選手にバントはさせられないんだよな。みんな打たすから3本ヒットを打たないと点が入らない。『こいつ嫌だな、ここで出てきて』というバッターがぞろぞろいる」とコメント。その後阪神打線とDeNAの違いについて、持論を展開した。

DeNAは現在4位。前半戦終了時点では巨人と広島に続き3位につけていたものの、オールスターを挟んで9連敗を喫した。

首位打者経験者の宮崎敏郎選手、佐野恵太選手、昨年打点王の牧秀悟選手、タイラー・オースティン選手、新鋭の梶原昂希選手、MLBから復帰の筒香嘉智選手など、力のある野手陣が揃っているものの、優勝争いからは一歩後退している。