ハードオフ、値札のヤケクソ過ぎる7文字に目を疑うが… なぜか「潔くて良い」と称賛の嵐

ハードオフ店頭で発見したジャンク品。値札に記されたツッコミどころ満載な7文字が「逆に素晴らしい」と、話題を呼んでいる。

2024/08/27 04:45


「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉があるが、ときには「1周回って良い」「1周回って面白い」といった具合に、思わぬ評価を集めるケースも珍しくない。

現在X上では、ハードオフ店頭で発見された「正直すぎる値札」に、称賛の声が相次いでいるのをご存知だろうか。



■このジャンク品、何かがおかしい…?

ことの発端は、Xユーザー・Schaffnerさんが投稿した1件のポスト。

「ハードオフの値札、正直過ぎて好感が持てる」と意味深な1文の綴られた投稿には、まさに昭和レトロを体現した「ラジオ」のような商品の写真が添えられている。

ハードオフ

そして「ジャンク品」に分類された同商品の値札には「品名:なんじゃこりゃ」「動作確認:んーーーーーわからない……………」と、大味すぎる説明が記されていたのだ。


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■「潔くて逆に信頼できる」

あまりにアバウトすぎる商品紹介は見た者に多大なる衝撃を与えたのか、件のポストは投稿からわずか数日で1万件以上ものリポストを記録する事態に。

Xユーザーからは「実際、なんじゃこりゃ」「店側も分からずに売ってるのか…」「分からん物を販売するな」など、戸惑いの声が続出。

ハードオフ

しかし、その一方で「これくらいで良いんだよ」「分からないと認めながら500円で売るの、潔くて逆に信頼できる」「売る気があるのかないのか、正直で面白い」といった具合に、称賛の声も多数寄せられていたのだ。


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■「ジャンクコーナーを漁る楽しさ」

ポスト投稿主・Schaffnerさんに尋ねたところ、こちらのジャンク品は関東地方の某ハードオフ店舗にて発見したものと判明。

発見時の様子について、Schaffnerさんは「私自身、宝さがしの感覚で掘り出し物を求め、ハードオフはよく利用させて頂いており、ジャンク品コーナーで思わず『なんじゃこりゃ』と言いたくなるようなアイテムに出会うことは時々あります」「ただ、値札に書かれた品名がズバリ『なんじゃこりゃ』というのは珍しいですね…」と、笑顔で振り返る。

また今回のポストが話題となった際、Xユーザーらが「なんじゃこりゃ」な機械の正体を推察している様子にも感銘を受けたという。

そんなSchaffnerさんは「ジャンクコーナーを漁る楽しさを、多くの方に感じて頂けたらと思います」と、粋なコメントを寄せてくれたのだ。

なお、同商品の詳細や値札作成の経緯について、ハードオフを運営する「株式会社ハードオフコーポレーション」に取材を打診したが、残念ながら回答は得られなかった。

本来、買い物の際は「自分が何にお金を払っているのか」を理解すべきだが、ジャンク品に関してはその限りではない。見た瞬間にビビッと来た、自分だけの「なんじゃこりゃ」アイテムと出会ったならば、迷わず買うべきだろう。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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