鳩山友紀夫元首相、立憲民主党の代表選の“キーマン”明かす 「日本最大の問題は…」
自民党・立憲民主党ともに事実上の党首選に入っている4日、鳩山友紀夫元首相が立憲新代表に「減税」を期待。期待する候補者の実名も挙げた。
立憲民主党の代表選挙について、第93代首相の鳩山友紀夫氏が4日に自身Xを更新。立候補が取り沙汰されている江田憲司衆議院議員をキーマンに挙げ、税金や社会保険料などの国民負担を軽減するよう問題提起した。
■与野党ともに第一党が党首選
現在は与野党ともに第一党が事実上の党首選に突入しており、さまざまな議員の名前が取り沙汰されている。立憲では枝野幸男前代表と野田佳彦元首相が立候補を表明し、泉健太代表、吉田晴美衆議院議員、そして江田議員らも出馬に意欲を示していることが報じられている。
首相経験者や元官房長官など、自民党の総裁選同様にさまざまな大物の名前が挙がるなか、鳩山氏は国民負担が争点だと投稿する。
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■「日本最大の問題は『重い国民負担』」
鳩山氏は政治学者・白井聡氏から話を聞いたとして、「日本最大の問題は税と社会保障で『五公五民』と言われるほど重い国民負担をいかに減らすかだ」とズバリ主張。
「増税メガネ」とも揶揄された岸田政権下での国民負担を問題視すると、「立憲の代表選に有力視されている枝野氏も野田氏も財務省寄りで消費減税には消極的だ」と枝野・野田両議員では負担軽減が期待できないことを指摘する。
続けて、逆にこうした減税政策に期待できそうな候補者として、「その点江田憲司氏は国民負担増はとんでもないと発言している」と江田議員が適任だとする意向も。他方で、代表選の出馬には20人の推薦人が必要なため、「江田氏が推薦人を集められるかだ」との懸念も示している。
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■期待と絶望の声
この投稿にフォロワーからは、「鳩山さんは、わかっておられる」「政治家は財務官僚ではなく国民のほうを見ろ」などと期待の声が。
一方、「集められなかったら立憲の政策も自公維新と似たり寄ったりだということですね!」「財務省寄りでないと政治的に意味ある力を持つことができない」など、現実的には難しいという絶望も寄せられている。
自民・立憲ともに今月下旬には新代表が誕生する。