『虎に翼』優未を諭したのは轟・よねではなく… 副音声で語られた“遠藤だった理由”

5日放送のNHK朝ドラ『虎に翼』で、優未(毎田暖乃)を優しく諭したは遠藤(和田正人)だった。脚本家・吉田恵里香氏が「副音声で拾ってもらえてうれしかった」と明かした、その理由は…。

2024/09/05 14:15


NHK

5日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、優未(毎田暖乃)を諭したのが遠藤(和田正人)だった理由について脚本を手がける吉田恵里香氏が言及している。

【ポスト】思い起こしてみれば…



■優未が質問

4日の放送で、義姉・のどか(尾碕真花)に強烈キックを食らわせ、家を飛び出した優未。

向かったのはよね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)がいる山田轟法律事務所で、そこにいた轟の恋人・遠藤を含む3人へ「おばあちゃんの物忘れがひどくなってきて、のどかお姉ちゃんだけ最近家のことを少しやるだけで、あとは自分のことだけになっちゃって…」と事情を話す。

そして「それでつい、お姉ちゃんのことを蹴り飛ばしちゃって…」と言うと轟は目を丸くし、離れたところで話を聞いていたよねはそっと目を逸らして体を手元にあった資料のほうへ。

優未は「おばあちゃんに疲れてるのはみんな一緒なのに…それでも怒っちゃ駄目なの?」と質問を投げかけるが、よねと轟は言葉が出なかった。


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■遠藤の言葉に「沁みる」「腑に落ちた」

すると、遠藤が「怒っちゃいけないことなんてないよ」と一言。

「僕もね、許せない人や物事がたくさんある。ずーっと怒ってる。ただ、口や手を出したりするってことは、変わってしまうってことだとは覚えておいてほしい。その人との関係や、状況や、自分自身も…。その変わったことの責任は優未ちゃんが背負わなきゃいけない。口や手を出して何の責任も負わないような人には、どうかならないでほしい」と優しく諭した。

遠藤の言葉が心に刺さった優未はその後のどかと仲直り。

Xでは「虎に翼見てて色々名言があるけれど、遠藤さんのこの発言が一番身に沁みる」「心に強粘着付箋で貼り付けておきたい」「伝え方素敵だな」「遠藤さんの言葉がスッと入ってきたというか、すごく腑に落ちたなあ…大事にしていきたい言葉だ」などと遠藤の言葉に感銘を受ける人が続出した。


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■脚本・吉田氏も言及

また、「優未ちゃんが『蹴り飛ばしちゃって…』と言ったときのよね&轟のリアクション(笑)」「優未がのどかに蹴り入れたって聞いたときのよねさんと轟のリアクションに笑った。あれはどういう感情だったんだろうか…」などと2人の反応に対する声も見られた。

じつはこのとき副音声では「面食らう轟と、少々耳の痛いよね」との解説が…。

これについて吉田氏はXで「寅子もよねも轟も、思わず手が出てしまった側の人間なので遠藤しか優未に話すことはできない。そんな気持ちも込めて書いたのですが副音声でそこを拾ってもらえてうれしかったです」と言及している。


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■「なるほど!!」「そういやみんな…」

過去の放送で、よねは女子部時代に行われた法廷劇の際に妨害した小橋(名村辰)の股間を蹴り上げ、轟は共亜事件の際に小橋へパンチを、稲垣(松川尚瑠輝)へ頭突きを食らわせている。今回遠藤の話をこっそり聞いていた寅子(伊藤沙莉)も法廷劇での乱闘に加わっており、花岡(岩田剛典)を突き飛ばしたことがあった。

諭したのが遠藤であった理由に「たしかに!」「なるほど!! だから遠藤さんだったのですね!」「そういやみんな手が出てたわ」「そうかよねさんも轟も怒りに任せて相手(主に小橋)に手や足や頭出したことあるから言えない立場だったというか、身に覚えありすぎて言葉に詰まっちゃった形なのか!」などと納得の声が上がっている。

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■寅子もよねも轟も…
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