武藤敬司氏、先輩レスラーの死を追悼 「俺はもう少し頑張って生きていこうと思います」
武藤敬司氏が、“虎ハンター”小林邦昭さんを追悼。辛い胸中を明かした。
“虎ハンター”のニックネームで80年、90年代に活躍したプロレスラー・小林邦昭さんが9日に亡くなったことがわかった。享年68。突然の訃報を受け、武藤敬司氏がXで追悼メッセージを贈った。
■1992年にがんが発覚
小林さんは1972年に新日本プロレスへ入門。当時絶大な人気を博していたタイガーマスク(=佐山聡氏)のライバルとして活躍し、80年代後半〜90年代は反選手会同盟(後の平成維震軍)に加入し新日本プロレス正規軍と激しい抗争を繰り広げた。
しかし1992年に大腸がんが発覚し、その後肝臓、肺に転移。2000年に引退し、以降は新日本プロレスのスカウト部長、道場管理人などを務めていた。
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■「頑張って生きていこうと思います」
新日本プロレス時代、小林さんの世話になった選手も多い。その一人である武藤氏は9日、Xで「新日本プロレスに所属していた時の先輩、小林邦昭さんが亡くなられた。ご冥福をお祈りいたします」と追悼。
今年4月に曙さん、3月には吉江豊さん、昨年末にはキラー・カーンさん、木戸修さんが亡くなっていることもあり、「最近訃報が相次いでいますが、俺はもう少し頑張って生きていこうと思います」ともつづった。
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■小林さんの人柄
現役引退後はFacebookやブログで、他選手との思い出や日々起こったことを発信していた小林さん。
記者は同氏のファンで、ある日ダメ元でFacebookにて友達申請をしたところ快くOKを頂き、毎年誕生日になると「お誕生日おめでとうございます。明るく楽しい一年になりますように」とメッセージをもらっていた。引退後もファンを大事にする小林さんの人柄に毎年感激していた。
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■「また昭和のプロレスのスターが…」
ネットでは訃報を知り、「また昭和のプロレスのスターが…」「呆然とし、未だに信じられません」「またレジェンドが、、、寂しいです」とショックを隠せないファンの声が相次いでいる。
一方で、「プロレスを好きになったタイミングもちょうどあの頃」「フィッシャーマンズスープレックス好きでした」「タイガーマスクとの死闘は忘れません」と現役時代を思い返すファンも散見されている。