あのコにバレずに365日チェック!今どきFacebookストーキングの実態が怖すぎる
いまや若者にとっては欠かせないツールと言っても過言ではないSNS。知人を見つけてはフォローしたり友だち申請をすることが当たり前だという人も少なくないでしょう。
対面の場では知り得なかった情報を得られる点で、SNSのつながりは彼らにとって互いが親密になるための前提になっているのかもしれません。ましてや、それが気になる異性であればなおさらではないでしょうか。
ところが、自分が知っている相手にもかかわらず、「友だち」申請をせずにコッソリ毎日相手のページを覗き見る若者たちが存在します。以下のアンケート結果は、それを示すものです。
【20代男女300人】本人にバレないようにSNSアカウントを定期的にチェックしている異性がいますか?
いる:12.0%
いない:88.0%
20代男女の約1割がこっそり気になる異性のアカウントをチェックしていたのです。興味深いのは、女性のほうがこうした行動をとる人が多いことです。
【20代男女】本人にバレないようにSNSアカウントを定期的にチェックしている異性がいる人の割合
20代男性:10.0%
20代女性:14.0%
気になる異性のSNSアカウントを毎日チェックする、というのはどういった意味を持つのでしょうか。今回は、気になった男性の「SNS追っかけ」がやめられないという一人の女性の声をご紹介します。
画像をもっと見るネットウォッチャー女子:Hさん(24才・貿易会社勤務)の場合
―合コンや仕事で気になる異性と出会った場合、どんな行動をとりますか?
すぐに相手の名前をFacebookで検索します。漢字とローマ字の両方で。かといって、すぐに友だち申請はしませんよ。「友だち申請してもいいじゃん」とよく言われますが、それじゃダメなんです。私が彼のFacebookの友だち一覧に入った時点で、ほかの「友だち」になっている女子たちと同じ扱いになるので。恋が成就するためにはFacebookのような公共的すぎる場でかかわっちゃダメだと私は思ってます。
―彼の名前がヒットしたとして、何を毎日チェックするんですか?
ただ見てるだけでいいんですよ。シェアしたニュースや「いいね!」を見て「こんなことに興味あるんだ」とか思ったり。あとはタグ付けを見て交友関係をチェックしたりとかですね。
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「ていうか、このくっついてる女誰だよ?タグ付け見てみよっと」
―最近はFacebookを全体公開していない人が多いですよね。ほとんど情報にありつけないことも多いのでは?
そうです。かといって情報の収集を諦めることはありません。まず、彼の「友だち」をすべてチェックしていきます。すると、出身高校・大学は大抵判明しますよね。友だちのなかでやけに多い出身高校があればそれが彼の母校でほぼ間違いありません。
さらに彼と仲がいいと思われる同級生や会社の同期のページをチェックしていくと、彼が写っている飲み会の写真やBBQの写真にありつけます。「へぇ、去年は会社の同期と伊豆にいったんだ。ていうか、このくっついてる女誰だよ?タグ付け見てみよっと」といったように過去の行動を追っていくんです。
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「mixiはいまの時代、考古学的価値を持つ」
―現実的には、そんな写真が2、3枚見つかる程度ではないですか?
使うのはFacebookだけじゃないですよ。名前と出身大学がわかれば、Googleのような一般的な検索サイトも使いますね。彼の名前と大学・学部名がわかれば、少し検索するだけで大学時代在籍していたゼミやサークルのホームページが出てくることは珍しくありません。当時のページをくまなくチェックしていくと、大抵合宿や飲み会などのアルバムが見つかります。そこには10年ほど前に撮られたあどけない茶髪の彼の姿を見ることができます。
私の場合、気になる男性が20代後半以上だった場合、mixiもチェックしますね。この年齢の人たちのmixiアカウントの大半は学生時代のまま放置されています、なので、コミュニティやマイミクをチェックして素直な趣味や興味を探れるんです。mixiはいまの時代、恋愛において考古学的価値を持っています。
―それを毎日行うということですか。
単に毎日更新をチェックするだけじゃないです。彼の交友関係をよりクリアに見ていきます。彼が在籍していたサークルやゼミのホームページから同級生の名前を抜き出し、その名前もすべてFacebookで検索。10人ほど見ていけば、写真の公開範囲を「全体に公開」にしている人が一人や二人はいるものなんですよね。その人のページを集中的にさかのぼっていけば、新たな彼の写真にありつけることはけっこう多いんです。
―ということは、たとえSNSに気になる男性がいなくても、彼の情報は友だち経由でネットから集められてしまうということですか?
はい。本人がFacebookページを非公開にしていたり、そもそもFacebookをやっていなくても、友人経由の方法を使えばけっこう情報は集められますよ。
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私たちは想像以上に見られているかもしれない
ほかにも、気になる彼のLINEアイコン画面をGoogleで「画像検索」することで、彼の匿名Twitterアカウントを見つけられることも少なくないなど、到底ここでは書くことのできない様々な手法をHさんは教えてくれました。
彼女が日々こうした営為を繰り返した先に、一体何が待っているのでしょうか。彼女にとって、これが恋愛の成就に近づくものであるかは疑問符がつかざるを得ないでしょう。
いま少なくとも言えることは、私たちの個人情報は想像以上に見られているかもしれないことです。ときには自分の情報がどこまでネット上に溢れているのかをチェックしてみてもよいかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年2月13日(金)~2月16日(月)
対象:全国20代 男女300人