【絶品発見】九条ねぎジャムに賀茂なすジャム!変わり種ジャムを6品食べてみた
トーストといえば、ジャム。いちごジャムやマーマレード、パイナップルジャムなど、果物を中心にした美味しいジャムが王道ですね。
しかし、世の中には思わず「えっ?!」と驚くようなジャムが存在するのです。野菜や花、話題の麹(こうじ)をジャムにしたものまで、今回はそんな変わり種ジャムを集めてみました。実際に食べてみたものはレポートを添えてご紹介します。 ※()内の★の数は個人的おすすめ度
●すいかジャム(★★★☆☆)
一口食べてみると…すっぱい! ジャムなのに、まず口の中に酸味が広がります。しかし、すぐにすいかのみずみずしい香りがしてきて、ほんの少し甘みもあります。スイカの繊維も少し入っているので、わずかに果物感も味わえます。すいかの果肉というよりは、すいかのヘタ近くの白い部分を食べているような印象。後味もとてもさっぱりしているので、甘いジャムが苦手! という方にもおすすめです。
●とうもろこしジャム(★★☆☆☆)
匂いはコーンスープそのもの! ジャム自体はコーンスープよりもさらさらしていて、果肉らしきつぶつぶが入っています。一口食べてみると、味はまさにコーンスープ! 砂糖の甘みよりもとうもろこし本来の甘みがはっきりしています。コーンスープ好きな方にはぜひ一度試していただきたいジャムですね。ただし、少し生っぽい野菜臭さがあるので、野菜の匂いが苦手な方は要注意です。
●賀茂なすジャム(★★★★☆)
続いてはなんと…なすのジャム! 匂いを嗅いでみると、しっかりなすの匂いがします(ちょっと生臭い…)。ジャム自体をよく見てみると、なんとなすの種まで入っています。うーん、なかなか食べるのを躊躇する見た目ですね。勇気を出して一口食べてみると、あら不思議。まるでこしあんのような味です。なすの生臭さもほとんどなく、さらりとした甘みとこしあんのようなとろっとした食感で、ものすごく食べやすい! 見た目のインパクトとは裏腹に、なかなかおいしいジャムです。特に和菓子好きの方はハマるのでは?!
●九条ねぎジャム(★☆☆☆☆)
匂いを嗅いでみると…まさにねぎ! ジャム自体は抹茶のような見た目ですが、ねぎの青い部分のような強烈な匂いがします。一口食べてみると…すっぱい! そして生臭い! やわらかな甘さでごまかされているものの、ねぎが強烈に自己主張してくる味です。そして後味もしっかり残ります。ちなみに、筆者は食べてしばらくしてからもちょっと気分が悪かったです(笑)。勇気のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
●バラジャム(★★★★★)
こちらはなんと、バラの花びらを使ったジャム。見た目もゼリーの中にバラの花びらを閉じ込めたような見た目で、とってもきれいです。ジャム自体はゼリーのようにプルプルしていてちょっと塗りにくいのですが、トーストに乗っけた姿も美しい。一口食べてみるとクセは全くなく、ふくよかなバラの匂いと上品な甘さがあります。まさに大人のジャムという感じですね。
筆者はこのジャムにすっかりハマってリピート買いしています。パンに塗るのもおいしいですが、紅茶などに入れてもアロマティー風になって相性バッチリですよ。
●紅茶ジャム(★★★★★)
こちらもバラジャムと同様、プルプルとしたゼリー状のジャムです。アールグレイの香りが強く、さっぱりとした甘みがあります。ふつうのジャムは甘すぎて苦手…という方にもオススメ。意外な食べ方として、デニッシュなどバターたっぷりのパンに紅茶ジャムを合わせると絶妙にマッチするので、ぜひ試してみてくださいね。
その他にも、珍しいジャムを調べてみました。
●たけのこジャム
さきほど紹介したお野菜ジャム(「京の野菜ジャム」シリーズ)の季節限定バージョン。残念ながら試した人の意見は見つけられませんでしたが、あまり試したくない気もします(笑)。京都を中心に売られているようですので、見つけた方はぜひチャレンジしてください。
●ごぼうジャム
こちらも上記シリーズのジャム。食べた人の感想によると「味も匂いも、ものすごくごぼう!」だそうです。パンに塗るだけでなく、料理のときに加えると深みとコクが増すとのこと。料理に加えてみるのはいいアイデアですね。
●麹ジャム
ほんのり甘く、クセもないと話題の麹ジャム。トーストに塗るだけでなく、ヨーグルトに入れたり紅茶に入れたりといろいろな食べ方で楽しめるようです。しかも市販の甘酒を煮るだけで簡単に作れるので、家庭ですぐに試せますね。
今回は、いつの間にか進化を遂げていた「変わり種ジャム」を多数ご紹介しました。みなさんも、毎日の朝食を楽しむべく、ぜひトライしてみてくださいね。
(取材・文/しらべぇ編集部・河津愛美)