たむらまろ、こんでんえいねん…「語呂のいい日本史用語」ベスト8
やたら語呂がいい歴史用語があなたの中にも残っているはず
「縄文、弥生……昭和、平成」これが言えたらクラスでも一目置かれていた小学校の頃、まさか「日本史」と名前が変わった瞬間苦しめられる日が来るなんて思っていなかった…それは、文系の大学受験“あるある”ではないでしょうか。
穴があくほど日本史の教科書と向き合い続けた鬼の受験期から早数年、いや、数十年…。小野妹子と蘇我馬子の違いも忘れつつある今日この頃、月日が経っても脳裏に刻み付けられた、やたら語呂がいい歴史用語があなたの中にも残っているはず。
そこで、以前公開した記事「声に出したい、響きだけ忘れられない…語呂の良い世界史用語を10語選出してみた」への好評を得て、今回しらべぇ編集部では、20代から60代の男女500人を対象に選択式アンケートをとり、日本史用語で最も「語呂のいい」ものベスト8を選出しました。(調査方法:インターネットリサーチ「Qzoo」、調査期間:2014年8月15日~8月19日)
■第8位「禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)」
さっそく八文字熟語の大御所が登場。これは、1615年に江戸幕府が天皇と公家の行動を規制するために定めた法度(規則)のことですね。「禁中並公家諸法度」と検索しようとすると、予測変換に「かっこいい」と出てくるくらいに何か猛々しさを感じる語呂ですが、これでもまだ8位。このランキングにはどんな強者が揃っているのでしょうか…?
ちなみに起草者の金地院崇伝(こんちいんすうでん)もなかなかインパクトのある名前です。1615年の発令以来、幕末まで改訂されなかったといいますから、崇伝はデキる男です。
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■第7位「王政復古の大号令(おうせいふっこのだいごうれい)」
個人的な推し語呂がここでランクイン! 1868年の大政奉還後に、長州・薩摩両藩が中心となって出させたもので、幕府の廃止や、天皇のもとに新たな職を置いて有力な藩が共同で政治を行う形をとるようにした改変のことです。まさに日本に夜明けが訪れた出来事ですが、わりとテストに出やすいのは「大政奉還」の方なんですよね。