呼び名は「PTO」!パクパク・食べたい・沖縄グルメ「ポーク玉子おにぎり」
鳴き声以外は全部食べる!と言われるほど豚肉の食文化が根付いている沖縄。「チーイリチー」という、豚の血液を使った炒め物があるほどだ。
さて、沖縄で「PORK(ポーク)」とは、実際には豚肉を意味するのではなく、海外から輸入されたポーク缶詰めのことをいう。食堂では玉子焼きと組み合わせた「ポーク玉子定食」、コンビニでは「ポーク玉子おにぎり」があり、沖縄の家庭料理にも使われる。
そして、俗に「PTO」とは、ポーク玉子おにぎりの略。とあるおにぎり専門店が使い始めた造語である。今回は、片手で手軽に食べられる沖縄限定「ポーク玉子おにぎり」の数々を紹介していこう。
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●沖縄で人気のポーク缶詰めって?
アメリカ産の「SPAM(スパム)」やデンマーク産の「TULIP(チューリップ)」が沖縄で人気のあるポーク缶詰め。原材料にはもちろん豚肉が使用され、缶から出すとハムの塊に似ている。これをスライスして調理するのだが、沖縄だとカレーや味噌汁に入れることもある。
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●ファミリーマートの沖縄限定「ポーク玉子おにぎり」
小松菜・シーチキンマヨ・油みその3種類があり、ご飯と海苔に玉子焼きとポークを挟み込んだ四角形のおにぎり。スライスしたポークの四角形に合わせた形と思われるが、おにぎりなのに握られていないという不思議。
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●ローソンの沖縄限定「ポーク玉子おにぎり」
こちらは通常通りの三角形おにぎり。丁寧なことに、ポークと玉子焼きが三角形にカットされている。そこまでして三角形にこだわる理由は何なのだろう…? このほか、シーチキンマヨネーズ味もある。
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●「ポーク玉子おにぎり」の専門店
2014年11月9日にオープンしたこの店は、「那覇の台所」と言われる第一牧志公設市場の近くにある。早朝7時から営業。PTO(ポーク玉子おにぎり)という言葉をつくり、豪快な具を挟んだPTOのみを販売するPTOが主役の店。店内のピンクと白の壁はポーク=豚をイメージしたという。
忙しくても片手で食べられる手軽さで、市場で働く人たちに、そして市場を訪れる全世界中の人々に「ポーク玉子おにぎり」を食べてもらいたい!というオーナーのグローバルな思いが込められていた。
おにぎりは現在全10種類。具には生姜焼きやチキン南蛮など、グルメには堪らない生唾ゴックンな画期的メニューが盛りだくさんだ。
※ポークたまごおにぎり本店
那覇市松尾2-8-35/098‐867‐9550/7:00~17:00/水曜定休
沖縄限定で販売され、世界を意識する店まで登場している「ポーク玉子おにぎり」界隈。昔からの庶民的な沖縄グルメであるが、1個200円前後という手軽な金額で、沖縄の食文化にさらなるイノベーションを巻き起こしてほしい。
(文/しらべぇ沖縄支部・miya‐nee)