道端アンジェリカの子育て論に批判殺到…でも欧米では「デートナイト」は当たり前
モデルの道端アンジェリカの“結婚観”にネット上で多くの批判が集まっている。
3月24日に放送された『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)に出演した道端は、自身の結婚観を語るなかで、子育てについて、週に1回ベビーシッターに子供を預けて夫とデートする時間を楽しみたいという希望を話した。
批判を受けるきっかけとなった発言は他にもあったが、この“ベビーシッター”発言もその要因のひとつとなり、「母親が子供をベビーシッターに預けて遊ぶなんてアホ」「週1で子供預けて旦那とデート?もうお母さんにならなければいい」という内容の批判の声が噴出したのだ。
しかし、道端の“ベビーシッター”発言に批判が巻き起こる風潮自体を疑問視する動きも出ている。
■海外では当たり前な道端の考え方
英語圏には、「デートナイト」という言葉がある。これは、特に共働き夫婦が多いアメリカで定着しているもので、夫婦が家族や友人知人、ベビーシッターに子供を預けてデートを楽しむことが当たり前の習慣となっており、その証左として「デートナイト」という言葉が存在しているのだ。
たとえば最近では、元サッカー選手のデビッド・ベッカムとヴィクトリアの夫妻が“デートナイト”に出かけた様子が海外のネット上で注目を浴びた。
3月2日、ベッカムは自身のFacebookにヴィクトリアとともに黒でシックに決めた2ショット写真を投稿。4人の子供がいるベッカム夫妻だが、この日は夫婦水入らずだったようである。この投稿には、実に約57万5000の「いいね!」が押されている。
Great to have my beautiful wife in attendance at my Haig Club London dinner. #HaigClubLondon
Posted by David Beckham on 2015年3月1日
ベッカム夫妻の子供たちは現在、上から順に16歳、12歳、10歳、3歳。“赤ちゃん”はいないものの、愛妻家のベッカムが以前から毎週のようにヴィクトリアとふたりでお出掛けしてのディナーの時間を大切にしているのは有名な話だ。
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■発言に救われた人もいる?
道端の考え方に対する批判の声が目立ってはいるものの、実は彼女を擁護する反応も少なくない。一般ネットユーザーからそのような声が多く投稿されているほか、海外文化に造詣の深いコラムニストで翻訳家の山崎まどか氏は3月25日、ツイッターに以下のように投稿している。
道端アンジェリカが「子供を週一でベビーシッターに預けて夫とデートナイトを楽しむ」と発言したのは、いいことだと思う。今、びっくりされたりバッシングされたりしても、それが普通になっていくはず。「そういうことをしていいんだ!」って救われた人もいるはず。
— 山崎まどか (@romanticaugogo) 2015, 3月 25
「道端アンジェリカが『子供を週一でベビーシッターに預けて夫とデートナイトを楽しむ』と発言したのは、いいことだと思う。今、びっくりされたりバッシングされたりしても、それが普通になっていくはず。『そういうことをしていいんだ!』って救われた人もいるはず。」
“デートナイト”は、子育てから束の間解放されるというだけでなく、それが当たり前になれば、ベビーシッターや飲食業界に間違いなく経済的なプラスをもたらすだろう。
子育てへの考え方は人によって分かれるところであることは前提として、今回批判を受けてしまった道端の子育て観は、「おかしい考え方だ」とバッサリ切り捨てられるものではないといえそうだ。
(文/しらべぇ編集部)