【LGBT】「同性婚」は社会の敵なのか?世界を感動させた国会スピーチとは?
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2013年4月、ニュージーランドは「同性婚」を認める法律を可決した。同性婚を法的に認めるのは、2001年のオランダを皮切りに世界で13番目だったが、国内には根強い反対の声もあった。
そんな中で、賛成派のモーリス・ウィリアムソン議員が行なった国会演説がYou tubeにアップされ、大きな話題を呼んだ。その概要をご紹介しよう。
■「ゲイの猛攻撃」はありうるのか?
私の選挙区に住む牧師から、「こんな法案が通ったらゲイの猛攻撃が始まるぞ」と電話がありました。
でも、「ゲイの猛攻撃」ってどんなものなんでしょうか。
軍隊みたいに大挙して、高速道路を攻めてくる?
それともガスか何かが押し寄せてきて、私たち全員を閉じ込めてしまう?
カトリックの神父には、「あなたは不自然で異常な行動を支持している」と言われました。
これは大変興味深い。聖職者として、「一生独身を誓っている人」が言っているんですよ。
独身の誓い。 私はやったことがないのでよくわかりませんが、不自然なのはどちらでしょうか。
「私が死んだら、地獄の炎で永遠に焼かれるだろう」という手紙も届きました。 これは、大きな間違いです。
私は、物理学の学位を持っています。 私の体重や水分量を熱力学の法則に当てはめて、計算してみました。
5000℃の炎では、私の体は、たった2.1秒で燃え尽きます。 「永遠」というには短すぎるでしょう。
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■「愛しあう2人が認められる」ことは問題なのか?
けれど、反対している人の多くは、この法案が私たちの社会に与える影響を心配している、穏健な一般の方々です。 私は、彼らの心配や不安を尊重します。
ですが、あらためて言いたい。 この法案で私たちが実現したいことは、ただ「お互いに愛しあう2人を法律で認めよう」という、たったそれだけです。
外国に核戦争をしかけようとしているわけでもないし、 農業を壊滅させるウイルスをまき散らそうとしているわけでもない。
「愛しあうカップルが、結婚できるようになる」という法案のどこに問題があるのか、私にはわかりません。
「自分と違うことをする人々を好きになれない」というのは、理解できます。 それは、誰しも同じですから。
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■「影響ある人」以外の世界はそのまま回り続ける
私は、反対派の人々に約束します。防水保証だって付けましょう。
この法案が可決されても、太陽は明日も昇ります。あなたの年頃の娘は、変わらずあなたに反抗的でしょう。
住宅ローンが増えることもないし、皮膚病にかかることだってない。 家に突然ヒキガエルが湧くなんてこともないんです。
この法案が通っても、世界は変わらず回り続ける。 だから、大問題のように騒がないでください。
この法律は、影響のある人には素晴らしい変化をもたらしますが、 それ以外の私たちは今までどおりなのです。
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■日本では渋谷区長選の争点にも
日本でも今年3月、東京都渋谷区が全国ではじめて同性カップルを「結婚に準じる関係」と認め、「パートナーシップ証明」を発行する条例を可決した。
4月26日(日)に投開票が行なわれる渋谷区長選では、この問題も争点のひとつになっている。各候補の主張は、以下のとおり。
①長谷部健氏(元区議)
法案の発案者として推進。条例を制定した桑原区長も、後継に指名。「区政を発展させるチャンス。渋谷が変われば東京、日本が変わる」
②矢部一氏(元都議)
「区の現状を調べ上げ、オープンにして皆さんに判断いただきたい。すでに成立した条例であり、とくに異論はない」
③村上英子氏(元都議)
慎重派「拙速な決定だった」「条例の中身を決めるのはこれから。当選しないと、しっかりと中身を整えられない」
④今城陸人氏
反対派「同性愛は、親が子供のときにしっかりとした教育をしないから起きる」
動き出した流れは、止まるのか。全国へ拡大するきっかけとなるのか。自治体の首長選という枠をこえて注目される。
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■モーリス議員の演説動画(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=pCDEiaoEP2U
(文/しらべぇ主筆・タカハシマコト)