カフェオレとカフェラテの違いって?実は取捨選択いらない!?【スタバでの攻略法付き】
突然だが、みなさんはこちらのコーヒーとミルクがブレンドされた飲み物の名前をなんと呼ぶだろうか?
ほとんどの人が「カフェオレ」か「カフェラテ」のどちらかを答えたと思われる。しかし、この両者の違いについては説明できるだろうか? 全国の20代から60代の男女1684人を対象に以下のような質問をしてみたところ、結果はこのようになった。
■カフェオレとカフェラテの違いがわかりますか?
わからない:49.9%
わかる:50.1%
実におよそ半数の人はその違いについてよく分かっていないことが判明した。男女別にみても、「わからない」と回答した人は男性で50.5%、女性で49.4%となっており、大差はない。
ちなみに、冒頭で紹介した写真は「カフェオレ」だ。写真を見て判別出来るとしたら、それはかなりの通かもしれない。写真では違いがよく分からないのが普通だ。
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■肝心の「カフェオレ」と「カフェラテ」の違いは?
カフェオレはフランス語なのに対して、カフェラテはイタリア語。どちらも「ミルクが入ったコーヒー」という意味だが、いちばんの違いはその“コーヒー部分”にある。
ドリップコーヒーとミルクを混ぜあわせたものが「カフェオレ」なのに対し、“エスプレッソ”と呼ばれる専用のマシンで作る濃いコーヒーをミルクと一緒に入れて出すのが「カフェラテ」だ。
また、ミルクの関しても違いがある。特にホットの場合は、カフェオレは鍋で温めたミルクを使うのに対して、カフェラテは蒸気で温めたミルクを使う。量についても、一般的にカフェオレは50:50でほぼ同じ量を入れるのに対して、カフェラテはエスプレッソを使うため、20:80とかなりミルクの量が多い。
ちなみに、カフェラテに“泡立てた”ミルクを足すと、それはカプチーノとなるのだ。
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■カフェオレかカフェラテかで迷う必要はない!?
違いが分かったところで、お店に行ってカフェオレかカフェラテかの取捨選択を迫られることは、実は意外と少ない。
例えば冒頭の写真のカフェオレ(正式には「アイスカフェ・オーレ」)は「喫茶室ルノアール」で注文したものだが、ルノアールはドリップコーヒーのお店でエスプレッソがないため、カフェラテがそもそも存在しない。
これに対し、「スターバックス コーヒー」では通常、ミルク入りのものとなると「ラテ」になる。しかし、スタバにはドリップ式のコーヒーもあり、ドリップコーヒーにミルクを入れたものは「カフェミスト」という商品名で販売している。ただし、そちらはホットのみの提供だ。
もし冷たいカフェオレを飲みたい場合は、スタバはミルクを無料で好きなだけ入れることが可能なため、アイスコーヒーを頼んでミルクをジャバジャバ入れれば良いのかもしれない。
実際にいくつかのお店を回ってみたが、カフェオレとカフェラテを両方とも提供している喫茶店を見かけることはほとんどなく、結局はそのお店にあるどちらかを頼むしか選択肢はないとも言えそうだ。
(文/しらべぇ編集部・常時系)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年4月17日~2015年4月20日
対象:全国20代~60代男女計1684名