「最近ナンパしましたか?」 就活生に振りかかる「とんでも・面白質問」
「女性を口説く方法を教えてください」「ナンパの経験は?」なども。
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3月から大学3年生を対象とした企業の新卒採用活動が本格的に解禁されました。
5月中旬のこの時期は、一部企業を除いてエントリーシートの提出や面接選考への参加が求められている真っ最中です。
画像をもっと見る■今どき就活生はこんなことを聞かれている
いま、大学生は企業からどのような課題を課せられているのかご存知でしょうか?
就活生および、就活を終えて間もない20代前半の方10名から、新卒採用時に企業から問われた「とんでも質問」「面白質問」を聞いてみました。
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■「あなたの人生を絵にしてください」
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就活生自身を表現させるために、こんな課題を課すエントリーシートがあるようです。
「自分のこれまでの人生を1枚の絵にしてください」というものがありましたが、そんなに絵心がなく、直前まで迷って結局提出できませんでした…
(Yさん・25歳・男性)
他にも、「自分にキャッチコピーを付けて」「自分の似顔絵を書いて」「5年後の自分を言葉で短く表現して」など、クリエイティブさを求める質問を投げかけられたという声が多数。
「いくら自己分析をしても太刀打ちできませんでした!」(Mさん・22歳・女子学生)と涙目になりながら語る学生もいました。
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■「この中国語の新聞を音読してください」
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25歳の大学院生Kさん(女性)。
彼女は、「中国で生活していたことがある」ということが強みのひとつでした。その話を聞いた面接官は「この新聞を音読してみて」とKさんに中国の新聞を手渡し、チェックを行ったのだとか。
語学力をチェックするためだと思い、指示通り音読しました。恐らく、その会社がアジア進出を考えていたからかも
もちろん、彼女はその面接を通過したそうです。
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■「女性を口説く方法を教えてください」「ナンパの経験は?」
自分自身を絵やキャッチコピーなどで表現する質問のほかに、多く挙げられたのは“恋愛ネタ”。就活生のこれまでの恋愛観から、入社後の仕事ぶりを想像させるような質問を投げかけられた人も多いそうです。
「女性を口説く方法ってなんだと思う?」「ナンパしたことある?」と突然聞かれました
(Tさん・22歳・男子学生)
これは営業の仕事に向いているかどうかを匂わせる質問のようです。
それを即座に察知したTさんは「はい!お酒の力を借りて、クラブで何度もナンパしました!」と答えたそうですが、面接官の反応は最悪。結果は不採用でした。
他にも、一部批判が浴びせられそうな質問も見受けられました。
一番印象に残っているのは「最近いつエッチした?」という質問ですね。“クラブで出会った女性とそういう流れになったものの、その後の関係にまでは発展しませんでした”と笑って話をしたところ、面接に通過しました
(Kさん・22歳・男子学生)
「彼女いる?」と聞かれ、「います」と答えると、「彼女からどんな人だって言われる?」と聞かれました。友人は恋人の有無を問われたのち、「なんで彼女いないと思う?」と聞かれたそうです
(Aさん・22歳・男子学生)
仕事は恋愛と同じだ、とはよく言われますが、就活生に対してここまで恋愛観を聞くのは賛否両輪ありそうです。
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■「生きがいを教えて」
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Mさん(24歳・男性)が熱く語ってくれたのは「生きがいって何?」という質問のエピソード。
面接ではいろんな質問を受けましたが、飾れない質問だな、と直感しました。自分自身の本質に触れる問いを投げかけるような面接官を信頼できる気がしました
何十社と企業エントリーする中で、様々な質問を受ける就活生。決して飾らず、自分自身に正直でいられる姿勢を、面接という場で改めて学んでいくのかもしれません。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)