【東京都北区赤羽】居酒屋だけじゃない!いま、人々が赤羽に集う本当の理由
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千円札を握りしめるだけでほろ酔い気分になれる居酒屋。いわゆる「せんべろ」飲み屋街としても知られる東京都北区赤羽。
いま、このエリアに注目が集まっています。京浜東北線や埼京線など、埼玉と東京を結ぶ複数路線が交わる交通の便のよさはあるものの、都内の主要繁華街である新宿や渋谷からは電車で15分ほどと、それなりの距離があります。にもかかわらず、多くの人がこの街の集うのはなぜでしょうか。
■『東京都北区赤羽』のイベントで魅力を探る
赤羽に注目が集まった大きなきっかけと言われているのが、漫画『東京都北区赤羽』(清野とおる・著)。この作品がテレビ番組化された『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京系列)は、赤羽の知名度と魅力を大きく拡大させることになりました。
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こちらの『山田孝之の東京都北区赤羽』の初回限定版DVDを購入すると、抽選で作品内の出演者が登場するスペシャルイベントに参加できます。
今回は、こちらのイベントで「赤羽ファン」の人たちにその魅力を聞いてみました。
ラッキーにもイベントに当選した赤羽ファン。年齢は20代~50代と幅広く、男女比はちょうど同じくらいです。イベント参加者のうち、北区赤羽在住者は3割ほどにとどまります。
イベントは、美声の持ち主・斎藤さんの歌から始まり、実際に登場する赤羽住人の方はもちろん、山田孝之さんやスチャダラパー、吉井和哉さんなど豪華メンバーが出演し、大盛り上がりを見せました。
有名俳優やミュージシャンを含めて、どうしてこれほどまでに東京都北区赤羽の虜になってしまうのでしょうか。
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■「東京都北区赤羽」の魅力は何ですか?
【何が起こるかわからない街】
(20代男性)
とにかく赤羽の街が好きです。何が起こるかわからないアドベンチャーぶり、お酒を朝から呑めるところ、こんな魅力的な街は他にあるでしょうか?
【漫画の奇妙さにはまっている】
(20代女性)
この漫画を読んで、ワニダさん(作品内の登場人物)の突拍子もない行動にはまってしまった。お客さんが注文した料理を作らずにフラフープをしており、文句を言われるときわどいセリフを吐くにも関わらず、愛されているキャラクターです。都心にはない、人間の大胆さやあたたかさが魅力ですね。
(30代男性)
変な人ばかりが集まる居酒屋「ちから」の面白さが好きです。料理メニューも変な名前ばかりで、実際に行ったら何を頼んで良いのやら(笑)。もうこのお店自体はなくなってしまってますが、また復活することがあれば行ってみたいですね。
【作者の生き方に共感している】
(30代女性)
作者の清野とおるさんの生き方に共感をしております。
漫画を高校生時代からずっと描いていたもののなかなか芽が出ず、連載がなくなってもアルバイトをしながら漫画を描き続けていました。
その後、赤羽での出来事をブログに書いたことで目に留まり人気を博したというストーリーなんですが、夢は諦めずに地道に継続していけば上手くいく、と思えてなんだか勇気をもらえたんですよね。この漫画を読んでから、すごく前向きになりました。
この町の魅力は、もちろん「人」です。そして、その「人」に流されない自分独自を持っている「人」が一番の魅力なのかもしれません。
(文/しらべぇ編集部・松岡佑季)