体型?生え際?ヴィジュアル系バンド引退の境界線を元バンギャに聞いてみた
きらびやかな衣装とメイク、卓越した演奏技術、徹底した演出とステージングでオーディエンスを魅了するヴィジュアル系バンド。
しかし、その美しさが永久に続くわけではありません。スポーツ選手と同じく、引退を迎える瞬間(とき)がくるのです。
ヴィジュアル系バンド事情に詳しい元バンギャ数名に話を聞いたのですが、ヴィジュアルが崩れているヴィジュアル系バンドほど引退をせず、場末のライブハウスで細々と活動を続けているとか…。
そこで今回は、元バンギャが語る「こんなヴィジュアル系バンドは引退するべし!」な境界線を紹介します。
■体型が維持できなくなったら引退するべし
「ヴィジュアル系バンドは細くないとダメ。デブは論外ですよ」
「長年追っかけていたバンドのヴォーカルが太っちゃって……。ライブ中ファンを煽るために右手を挙げたら、シャツの裾からポッコリお腹が見えたんですよね。醜くて、急に熱が冷めちゃいました」
「ヴィジュアル系バンドが太ったら、ヘビメタバンドになっちゃった」
確かに、第一線で活躍するヴィジュアル系バンドのメンバーはみんな細いですよね。ヴィジュアル系バンドにとって、体型維持は演奏技術や楽曲のクオリティと同じぐらい大事なものなのかもしれません。
■加齢を隠せなくなったら引退するべし
「売れないヴィジュアル系バンドは20代後半がリミット。見ていてつらい」
「メイクをすれば肌の老化は隠せるけど、体力の低下は隠せない。ライブの途中で息切れするような奴はステージから降りろ!」
「ライブ後出待ちをしていたら、メンバーから加齢臭が漂ってきてドン引き」
ヴィジュアル系バンドに年齢制限はありませんが、ショービジネスの世界ですから、メンバーの加齢をファンが気にするようになったり、体力の低下を隠せないのであれば引退するべし、ということでしょう。
■髪が薄くなったら引退するべし
「なぜ、ヴィジュアル系バンドはハゲても隠さないのか?」
「髪が薄くなったらハットかウィッグをかぶればいいのに……」
「ファンとしてはメイクの出来より毛量の方が気になる。顔隠して生え際隠さずはNG」
生え際の後退は自力でどうにかなる問題ではありませんし、ある程度は仕方がないとは思うのですが、ファンとしては気になるのでしょうね……。逆に、ライブ中常にハットをかぶっているヴィジュアル系バンドは髪の毛が薄くなっているということかもしれません。
厳しいコメントが並びましたが、それだけ応援する気持ちが強い証でしょう。いつまでも続けられるわけではありませんから、ヴィジュアル系バンドとして活動している方は、これらの意見を参考に引き際を考えてみてはいかがでしょうか?
(文/しらべぇ編集部・大川竜弥)