日本人の8割は〇億円あたっても仕事をやめない! 分かれ目の年齢は42歳?
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高額当選を夢見る人たちで“風物詩”的に長蛇の列ができる宝クジ売り場。もし仮に1億円が当たったとして、仕事を辞めようと考える人はどれほどいるのだろうか?
男女計1万9062人を対象に行われたアンケートでは、以下のような結果となった。(2015年6月実施)
■もし1億円当たったら…そのあとも働く?
およそ8割の人が、1億円当たったとしても「仕事を続ける」と回答している。「1億当たったら仕事なんか辞める!」といった発言を耳にすることは少なくないが、実際には「仕事を辞めない」と考えている人のほうが断然多いのだ。
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■1億円で日本人の平均給与の生活を満たすとすると…
そこで、その考え方がどれほど妥当であるのか、数字的側面から簡単に検証してみた。
国税庁発表の最新データ(※)では、日本人の平均給与は年間414万円。
老後に年金を受け取るためには毎月国民年金を払う必要があるため、仮に現在の1万6660円に固定したとしても、最低で年間19万9920円必要となる。
これらのデータから、単純計算で毎年434万円(414万円+20万円)あれば、仕事をしている人と同じ水準で暮らせることとなるだろう。65歳以降は年金のお世話になるとして、1億円当たって仕事を辞めても上記の水準を保てるのは、42歳以降の話だ。
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しかし、これはあくまでも平均給与から算出した場合の話。
1億円当たったとしても慎ましく生活できるのであれば、42歳以降に辞める選択肢もアリかもしれないが、どれほどの人がそれを実行できるだろうか? 手元に1億円あっても贅沢せずに生活をおくれるだろうか?
およそ8割という大多数の人が「働く」と答えたアンケート結果は、現実的であり妥当とも言えるかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ジョニー弾)
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