大手CDショップも注目!ファンが自主開催する「ジャニーズ楽曲大賞」とは?
6月24日、ジャニーズ事務所の人気グループ「Hey! Say! JUMP」による4枚目のオリジナルアルバム『JUMPing CAR』が発売された。
Hey! Say! JUMPは、いま、ジャニーズファンのあいだで“最も楽曲が評価されているグループ”とひとつの証左をもっていうことができるグループだ。その証左とは、「ジャニーズ楽曲大賞」である。
Hey! Say! JUMPは2013年と2014年、この「ジャニーズ楽曲大賞」で2連覇中なのだ。
■フェアなファン投票「ジャニーズ楽曲大賞」
「ジャニーズ楽曲大賞」とは、2006年からネット上で開催されているファン投票イベント。その1年間でリリースされたジャニーズ所属グループ・アーティストの全楽曲を対象に投票が行われ、その年の「大賞」が決まるのだ。ファンが自主的に開催しており、事務所公式のものではない。
ただし、自主的でありながらもそのルールはファンのあいだでしっかりと遵守されており、組織票や特定アーティスト・楽曲への投票呼びかけなどは見られない。
実際の売り上げランキングとの乖離からも、そのことが分かるだろう。以下、2006年から2012年のトップ3(楽曲部門)を紹介していく。
【2006年】
1位:きっと大丈夫/嵐
2位:宙船(そらふね)/TOKIO
3位:グッディ!! /V6
【2007年】
1位:Love so sweet/嵐
2位:weeeek/NEWS
3位:ズッコケ男道/関ジャニ∞
【2008年】
1位:truth/嵐
2位:Step and Go/嵐
3位:無責任ヒーロー/関ジャニ∞
【2009年】
1位:ブリュレ/関ジャニ∞
2位:Believe/嵐
3位:RESCUE/KAT‐TUN
【2010年】
1位:LIFE~目の前の向こうへ~/関ジャニ∞
2位:モノグラム/関ジャニ∞
3位:Monster/嵐
【2011年】
1位:Sexy.Honey.Bunny!/V6
2位:魔法のメロディ/テゴマス
3位:Sexy Zone/Sexy Zone
【2012年】
1位:チャンカパーナ/NEWS
2位:フルスイング/NEWS
3位:ER/エイトレンジャー(関ジャニ∞)
ファンたちはこの“大賞”において、本当に好きな曲を選んで投票し、年始に発表されるランキングの内容を楽しみに待つのだ。投票におけるフリーコメントも公表されており、さまざまな投票動機を見るのも面白い。
そして2013年のトップ3は、以下の通り。
1位:Come On A My House/Hey! Say! JUMP
2位:Joy!!/SMAP
3位:棚からぼたもち/舞祭組
Hey! Say! JUMPは同大賞で初のトップを獲得したわけだが、計8393人が投票に参加したという2014年も、シングル『ウィークエンダ―』で堂々1位を獲得した。2位のジャニーズWEST『ええじゃないか』にダブルスコア以上の差をつけてのトップである。
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■大手CDショップも注目!?
そんな「ジャニーズ楽曲大賞」だが、もはや注目しているのはファンだけではない。渋谷TSUTAYAでは、冒頭で紹介したHey! Say! JUMPのアルバム『JUMPing CAR』の販売スペースにて、「某人気楽曲ランキング、ぶっちぎり1位の『ウィークエンダ―』収録アルバム こちらです!」と書かれたポップを掲げている。
言わずもがな、この“某人気楽曲ランキング”は、「ジャニーズ楽曲大賞」のことだろう。
毎年、ジャニーズ所属グループ・アーティストからはさまざまなジャンルの楽曲がリリースされるが、それら楽曲群だけで年のランキングが成立するほど、“ジャニーズ”というのは既にひとつのジャンルなのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部)