男性は基本、丼(どん)に頼りすぎだと思う【成瀬心美の嫌よ嫌よも愛のうち】
みなさんこんにちは、成瀬心美です!
前回、「男性はみんな“食事の天才”だと思う」というテーマで、男性が食事をするときに見せる、おかずとご飯を食べるペースの“完璧なるスケジューリング能力”について書きました。今回も、「男性の食事」がテーマです。
■男は丼に頼りすぎ問題
男性って、定食などを“食べる”ときは見事なスケジュールを組むことができて、その食べっぷりはそれはそれは繊細かつ完璧で美しいのに、いざ料理を“つくる”ときになると、ちょっと丼(どん)に頼りすぎじゃありませんか? もう、なんでも丼にしますよね!
たとえば、ここにひとり「おれ家でまぁまぁ料理するよ」とアピールする男性がいるとしましょう。彼に、「どんな料理つくるの?」と聞きます。すると、多くの場合、こんな答えが返ってきます。
「えっとね、まず厚切りの豚バラを塩とブラックペッパーとちょっとのごま油で焼くのね」
ふむふむ、美味しそう。
「で、焼いた豚バラをご飯に乗せて、キムチと薬味も乗っけて“豚キムチ丼”にすると、めちゃくちゃ美味いんだよ! これ、やってみて!」
お!きました!!!
ドーーーーーーーーーーーン!!!(人差し指)
他にもありますよ。
「おれ刺身を切るの結構上手なのね。だから、サーモンの刺身の料理をよくつくるよ」
刺身を切るって言っても、スーパーで売ってるもう捌いてあるブロックのやつのことを言っているのでは…? ふむふむ。
「サーモンを切って刺身にして、それをめんつゆに漬けてちょっとごま油も垂らすのよ。それだけでも超美味いんだけど、さらにこれをご飯に乗っけて薬味をくわえて丼にすると、死ぬほど美味しい!」
ドーーーーーーーーーーーン!!!!!!(人差し指)
「牛肉とピーマンとエリンギを、しょうゆ・塩コショウ・オイスターソースで炒めて、それを思いっ切りご飯にぶっかけて丼にしちゃうわけ。まじ、自分天才かと思うよね」
ド…
「丼だね、丼。よく丼つくるよ。丼って、めっちゃ美味いじゃん。うん、やっぱ丼だね!」
ドンッ……
これらのセリフは、ちょっとアレンジはしてますが、これまでわたしが実際に言われたことのある内容ばかりです。つまり、「男、丼に頼りすぎ!」の一言に尽きるわけです。喪黒福造もびっくり!
男性は、ごま油とオイスターソースもとにかく大好きですよね。「男飯!!」って感じなのかな。女子は、好きな人の胃袋掴みたいならこの2つを使ってみるのも手かも!!
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■なぜ、海鮮丼にいきなりしょうゆをぶっかけるのか??
「男と丼」について言いたいことは、もうひとつ。
男性って、定食とかはあんなに美しく食べるのに、丼を食べるとき、かなり雑じゃないですか?
たとえばバイキングとかで、お皿じゃなくてお椀にご飯を入れ、それにカレーをぶっかけて、カレーライスというより「カレー丼」にしますよね。「なぜわざわざ“丼スタイル”に?」と思わざるをえません。ラクなのかしら!
あと、海鮮丼ね! 女性だと多くの場合、小さい皿にしょうゆを入れ、海鮮たちをそれに漬けながらゆっくり食べていくと思うんですけど、男性って、いきなり丼ぶりの真上からしょうゆ垂らしたりしますよね…!? いやいや、お米にしょうゆが直で付いちゃうじゃん!って思うのですが。ラクなのかしら????
丼になると、途端に大雑把になる。そんな男性の食事スタイルは、本当に不思議ですね!でも、余計な洗い物や手間を省くことを考えたら、こっちのが効率良さそうで、むしろ天才なのかしら!
(文/成瀬心美)