街中に金魚が泳いでる!日本三大金魚の街・江戸川区船堀を徹底解説
2011年の開催から今年で5回目を迎える夏の人気イベント「アートアクアリウム展 金魚シリーズ」。
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「江戸・金魚の涼」をテーマに、今年は東京日本橋だけでなく、広島、イタリアミラノと開催され、行列が絶えない盛況ぶりを見せています。
人気の秘密は、独自の演出や斬新な発想だけではありません。近年、川の汚染等の影響もあり、金魚すくいが減少。金魚を気軽に見られなくなっていることも、このイベントに人々が並ぶ理由かもしれません。
もともと、金魚は中国から入ってきました。日本で盛んになったのは明治末期のころ。日本では三大金魚生産地として、愛知県海部郡(あまぐん)・奈良県大和郡山市(やまとこおりやま)・東京都江戸川区が有名です。
画像をもっと見る◆街全体が金魚一色!
この中でも、東京都江戸川区にある船堀駅周辺は、街全体が金魚一色となっています。全盛期には20軒以上の金魚屋がこの街ですが、現在では佐々木養魚場と堀口金魚養魚場の2軒のみとなってしまいました。
ただ、まだまだ街全体にその名残が残っています。駅や遊歩道、小学校にも金魚を描いた壁やタイルを見つけることができます。毎年7月には「江戸川区特産金魚まつり」も開催され、街全体で明治時代からの伝統を受け継いでいるのです。
↑船堀駅には金魚の壁画が
↑駅改札前のタイルにも金魚
金魚の養殖所も住宅街にあり、2軒残るうちの1軒、佐々木養魚場は船堀駅から徒歩15分程の場所にあります。
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◆佐々木養魚場
東京都江戸川区一之江6丁目13-17
佐々木養魚場では、各種金魚が販売されており、自由に見ることができます。
↑高級金魚「東錦」
↑踊る!踊る!
↑いろんな大きさの金魚が泳いでいます
↑流通の少ない和唐内(わとうない)という金魚
↑オリジナル交配種「桜三色」「桜朱文金」。なんと、1匹1万円!
日本の風物詩である金魚に会える街・船堀。この季節、涼を求めるには最高の場所かもしれません。
(文/しらべぇ編集部・松岡佑季)