出世する人がFacebookで投稿を読まずにいいね！する理由…「忙しい」の他には？
今や、Facebookの閲覧や更新が生活の一部となっている人も多いでしょう。しかし、そこはいそがしい日本人。すべての投稿に目を通せないときも多いのでは？
ここでひとつの疑念が浮かびます。 「本当にみんな自分の投稿をちゃんと読んで『いいね！』を押しているのだろうか…」 そこで、しらべぇ編集部では「いいね！」の実態を調査しました。
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■3人に1人が未読のまま「いいね！」
約3人に1人が読まずに「いいね！」を押す、言わば「未読いいね！」をしたことがあると回答。男女別で見ると、男性が35.5％、女性が29.2％、一番多いのは50代男性の44.0％でした。
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■どうして「未読いいね！」をするのか？
「長くて読みたくないとき、社交辞令で押す」（女性40代／エステティシャン）
「長すぎて読むのがめんどくさいとき。でもこの先も仲良くしていくために」（女性30代／製造業）
「投稿が多くて全部読めないが、上司の投稿は無視しづらいから。義理で」（男性30代／自営業）
ポイントは「社交辞令」と「義理」。すべてを読むのは億劫…でも、スムーズな関係を維持しておきたいという人が「未読いいね！」するようです。
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■一方で「フライングいいね！」をする人も…
「忙しいときは先に『いいね！』つけておいて、あとで読む。気楽な間柄の友達にだけだけど」（男性40代／観光業）
「忙しくて内容まで見てられないから、『いいね！』だけとりあえず押しておく。結局読まないことが多い」（男性30代／小売業）
最後まで読めないときに先に「いいね！」しておいて、あとで読む「フライングいいね！」をする人も。「未読いいね！」よりは読むという意思が感じられます。
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■「未読いいね！」は出世に影響！？
調査の結果、「未読いいね！」は出世や年収にも関係していることが分かりました。自分は出世していると思うかどうかによって「未読いいね！」の経験率を調べると、はっきりとした結果が。
自分が出世していると感じている人の半数が「未読いいね！」の経験あり。 また、年収別で調べてみると相関関係も見えてきました。
年収が上がるにつれて「未読いいね！」の経験率が上がっているのです。700万～1000万円未満は、300万円未満の倍近くに。 社交辞令や義理を重んじると出世しやすいのか、もしくは、50代男性が最も多いことからも、出世すると立場的に社交辞令や義理が必要になってくるからなのか。
何にせよ、理想はすべて読むことでしょう。しかし、「SNS疲れ」になってしまう人もいるので、ネット上のつきあいも適度にしたいものです。
（文／しらべぇ編集部・浅上えっそ）
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2015年7月24日～2015年7月27日
対象：全国20代～60代のFacebookユーザー477名
