声に出したくなる謎の言葉「ソビバビソビ」の正体【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】

2015/08/27 19:00


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お尻を触るのが大好き、俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。こんにちは。

俺と遊ぶときは、ゴルゴサーティーン並に背後に気をつけて下さい。そこに柔らかそうな尻があれば男子とて、容赦はしないです。

このコラムでは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べ、妄想をふくらませていこうと思います。


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■五感と語感

このコラムでは語源や響きをもとに、言葉の成り立ちについて考察をさせて頂いております。

「響き」は「耳障り」、「語源」は「知的好奇心」など言葉のもつさまざまな要素を分解し考えていく中で、見過ごせないのが「舌触り」、 五感で言えば「触感」に属するものだと思います。

意味や響きを超越して「声に出したい」、「触感を満足させるためだけに、発したい言葉」が存在していると筆者は考えます。


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■衝撃的なコトバの語感

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 ©iStock/bbossom

ソビバビソビ」という日本語が存在することを、ご存知でしょうか?

漢字で書くと「鼠尾馬尾鼠尾」。お茶やお酒を注ぐときは、最初は鼠の尻尾のようにちょろちょろと、次は馬の尻尾のように大胆に、最後はまた鼠の尻尾のようにという作法を表す言葉なのですが、もはや意味なんてどうでもいい

今すぐ口に出して言いたい! いや、もうすでにこの記事を読みながら口に出してしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?


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■あの有名なあのセリフにも法則が!

シンデレラの「ビビデバビデブー」、ドリフターズの「あー! ビバノノ!」、イタリア語でバンザイを意味する「ビバ!」 クチに出したい言葉は、国境を越え「バビブベボ」を、内包しているということを筆者は発見しました。

「バ行」は五十音を人体に見立てた時、「尻」に匹敵する触り心地と言えるかも。

漫画「ドラゴンボール」の世界的ヒットは、皆が真似したくなる「カメハメ波」の語感の良さだったとも言われています。(バ行入ってないけど!)

声に出したくなることもマーケティングでは非常に大切な要素。商品やプロジェクトなどのネーミングをされる際は、この「言葉の尻」、意識されてみては如何でしょうか?

(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹

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