日本の伝統「下駄」は足の健康にいいことずくめ! 下駄で予防・緩和できる3つのこと
カラン、コロンと軽やかな下駄の響きを耳にする、夏の夕暮れ。花火大会や盆踊りへと向かうその足取りも、音同様に軽やかだ。
とはいえ、昔と違い現代では、「下駄=特別な履きもの」として主に浴衣を着る機会のみに登場するもの。しかし、それはもったいない! 下駄には実は、健康上の利点がたくさんあるのだから。
●外反母趾の予防・緩和
女性に多い外反母趾。ヒールのある靴やパンプスなど、つま先がすぼまるような靴を履き続けていると、外反母趾になってしまうリスクがある。
対して、下駄を履くと足の指が自然と広がる。それが、外反母趾の予防や緩和に効果的なのだ。
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●偏平足の予防・緩和
その昔、裸足または裸足に近い状態で歩いていた人々には“偏平足”はなかったらしい。
しかし、西洋の波が押し寄せ、“靴”を履く生活になってから増えてしまった偏平足。これは、体の重心が正しく足裏に乗らなくなってしまったのが原因なのだそうだ。
下駄は裸足で歩くのに近い状態になるので、偏平足の予防や緩和に繋がるのである。
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●水虫の予防・緩和
靴を履くと、どうしてもムレが気になってしまうもの。ムレは、水虫持ちにとって大敵だ。
しかし、“素足に下駄”ならムレもなく、通気性の良い状態が保てる。つまり、下駄は水虫退治にはうってつけ。うまくいけば水虫とは無縁の世界が待ち受けているかもしれない。
下駄には様々な種類がある。「下駄を鳴らして~ヤツが~来る~」でお馴染みな硬派イメージのある二枚歯だけではなく、消音効果のもの、滑りにくいゴム底のもの、そして高級素材のものから1000円程度で買えるものまで、その幅は広い。
服と鼻緒のコーディネートを楽しみながら、“カランコロン”と粋な音色で街を闊歩してみてはいかがだろうか?
(文/しらべぇ編集部・ジュンジュン)