<北海道の隠れグルメ>ミスマッチに見えて根強い人気の「ようかんパン」5選
北海道のコンビニやスーパーで売られている “ようかんパン”とは?
ジブリ映画『風立ちぬ』をご覧になりましたか? その中で、主人公の堀越二郎が“シベリア”という聞きなれないお菓子を買い求めるシーンを覚えているでしょうか? これは、昭和初期に流行した、ようかんをカステラで挟んだもの。今でもわずかに売っているお店がありますが、現代の味覚だとかなり甘そうで、ミスマッチな印象を覚えるかもしれません。
ところが、ちょっとそれに似た“ご当地パン”が、北の大地で今も人気を博しているのです。それは、北海道のコンビニやスーパーに当たり前のように売られている “ようかんパン”。40年以上の歴史ある一品です。ようかんをチョコレートのようにパンにコーティングしているため、初めて見る人は、黒光りしていて少し不気味と思われるかも。
しかも、パンの中にクリームを仕込んでいるものがほとんど。「ようかん+パン+クリーム」、支離滅裂な組み合わせのように思えるけれど、これが意外と合うんです。今回はようかんパンをこよなく愛する地元ライターが選んだ、5つの逸品をご紹介しましょう。
画像をもっと見る■オススメ1:ようかんツイスト
今回紹介するようかんパンの中ではホイップクリームが最もあっさりしていて、初めて食べる人におすすめ。パンそのものもしっとりしていて、パンだけで食べても美味しいです。3本セットでお買い得。
(製造元:日糧製パン株式会社)
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■オススメ2:ようかんちぎり
特筆すべきは、なんといってもこの大きさ!お皿からはみ出しています。区切りのところでちぎって食べるから“ようかんちぎり”。大きさのわりに食べやすい。中にはどっしりとした甘味のあるホイップクリームがサンドされているので、生クリーム好きの方は、ぜひ。
(製造元:日糧製パン株式会社)
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■オススメ3:ようかんパン(ホイップ&カスタード)
北海道民の生活には欠かせないコンビニ“セイコーマート”の商品です。他の商品と違い、ホイップとカスタード、2種のクリームを挟んでいるため、ひとつのパンで二度美味しい! セイコーマートは北海道で圧倒的なシェアを誇るので、最も手に入りやすいようかんパンと言えるでしょう。
(製造元:株式会社サンデリカ 旭川事業所)
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■オススメ4:サンスネーク
他のようかんパンより圧倒的にようかんの層が厚いので、食感を最も楽しめるタイプ。中には黄色いクリームが挟まれていて、こちらも味がしっかりめ。濃厚なので、甘党の人にぜひ食べてもらいたい一品。
(製造元:株式会社サンデリカ 旭川事業所)
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■オススメ5:ようかんアンパン
丸くてかわいいパンの上に、ようかんをコーティング。ほかの4つと異なり、中にこし餡を入れてしまった変わり種。ホイップクリームが苦手な方でも美味しく食べられます。ようかんとこし餡、異なる道を歩んだはずが、ふたたび巡りあってしまった小豆さんに感想を聞いてみたいところです。
(製造元:日糧製パン株式会社)
どれも100円から150円とお手頃価格。考えられない組み合わせだけれど、北海道を訪れる際には、騙されたと思ってひとつ買ってみてください。きっと不思議なハーモニーのとりこになりますよ!
(取材・文/しらべぇ北海道支部)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)