山本耕史のように手紙を40通送ってもストーカーと思われない方法を弁護士に聞いた

2015/09/17 06:30


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©iStock / Frank Peters

異性に熱烈なアタックをして、交際なり結婚なりにこぎ着ける人というのを、ときどき見聞きする。最近では、女優の堀北真希さんが俳優の山本耕史さんと〝手紙40通″〝交際期間0日″で入籍したという報道が記憶に新しい。

昨今では珍しく、情熱的かつ超ストレートなアプローチでおめでたい限りではあるが、一方で異性への手紙が3通くらいでも、ストーカーと見なされてしまう人も存在する。ストーカーと思われてしまうのは、いったいどういう場合なのだろうか。ストーカーの基準を専門家の中島宏樹弁護士に聞いてみた。



■ストーカーかどうかは、相手方がどう感じているかが重要

ストーカーとは、同一の者に対して、つきまとい等を繰り返し行うことをいい、つきまとい等がエスカレートするとストーカーとなる、という関係にあります。主観的要素のみならず、時間、場所、方法、回数など客観的状況も加味し総合的に判断されることとなります。


もっとも、相手方の感じ方が重要な判断要素になりますので、平素から人間関係を良好に保っておくことが肝要と思います。

結局、相手方の感じ方が最も重要な判断要素になるのだ。芸能人カップルの手紙40通という本数に驚いた人も多いだろうが、それで求婚に成功したのであるから、単なる回数の問題ということではない。

手紙の内容と、人間関係、ひいては送り手の人間力が問われることなのだろう。


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■  ストーカー認定となり得る8つの行為

ちなみに、「ストーカー規制法」による規制の対象となるのは、

(1)つきまとい・待ち伏せ・押しかけ
(2)監視していると告げる行為
(3)面会や交際の要求
(4)乱暴な言動
(5)無言電話、連続した電話・ファクシミリ・電子メール
(6)汚物などの送付
(7)名誉を傷つける
(8)性的羞恥心の侵害

などだという。


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■相手がどう感じているかを察する能力は、恋愛以外でも重要!

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©iStock / OlsenMatt

相手がどう思っているかを感じ取れるのは、恋愛ならずとも人間関係では大事な能力である。

ビジネスや試験などでも、自分の思いを伝えるための自己アピールは重要だが、それで相手が迷惑な印象を受けたり、あるいは脅されていると思ったりしたら、人間関係がよい方に発展せず、本末転倒になってしまうのは当然だろう。

恋愛は最もプライベートな人間関係だ。日頃の手紙やメールなどのさりげないやりとりの中で、相手を幸せにする能力や人柄、相性などが静かに、細かくチェックされていることを忘れてはならない。

(文/しらべぇ編集部・相談LINE 公式サイトはこちら

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