「お金より欲しいもの」ある?調査でわかった日本人の「お金好き率」
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「お金が大嫌いで、見るのも嫌だ」
ごくまれにそんな人もいるかもしれないが、何をするにもお金がかかる世の中。「あるに越したことはない」「ほしいかと言われれば、ほしいさ」と考える人が多いだろう。
しかし、「お金が何よりも大切で、もっともほしいものはお金なのか?」と聞かれたら、ちょっと躊躇するのではないだろうか?
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1413名を対象にそんな調査を実施した。
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■7割の人は「お金がいちばんほしい」
今、お金よりほしいものがあると答えたのは、全体の3割。大多数の人は、お金を超えるほど「ほしい!」と思うものはないようだ。たしかに、モノをお金に換えるよりお金で買ったほうが簡単と考えれば、合理的な人が多いとも言える。
お金持ちが「お金で買えないものなんてない」といった発言をして世間やメディアから非難を受けることがあるが、日本人の実態とそれほどかけ離れていないのかもしれない。
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■公務員や自由業は、お金以外も追求
お金よりほしいものがある人の割合は、職業によってもバラつきが見られた。
もっとも高かったのは、公務員で4割以上。安定した仕事とはいえ民間の大手企業と比べると収入が高いとも言えないが、その職業を選んだ理由も「お金では片づけられない責任や公共性」なのかもしれない。
また、第2位に自由業がつけたのも、収入よりもやりたいことで仕事を選んだ可能性がある。一方、商店などを自営する人たちは、日々のビジネスにとってお金がどれほど重要か、肌身で感じているに違いない。
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■年収1000万を超えると、他のものがほしくなる?
お金よりほしいものがある人の割合がもっとも高かったのは年収層は、1000万以上。ここまで稼ぐと、「お金では手に入らないもの」が見えてくるのだろうか。
年収1000万に「一歩手前」の人たちがもっともお金にこだわるのも、興味深い。お金が自由になるセレブな世界がわりと身近にあると、複雑な思いになるのは理解できる。
日本では「下品なもの」として扱われがちなお金。しかし、その向き合い方にも日本らしい「本音と建前」が隠れているようだ
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:全国20代~60代男女1413名