ドラマのようにはいかない!?万引きや痴漢に出くわしたときの状況を聞いてみた
私たちが日常生活で遭遇する可能性の高い犯罪といえば、「万引き」や「痴漢」が挙げられると思います。加害者も「つい出来心で…」という軽い気持ちで犯してしまうことから、犯罪の現場に遭遇した経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回しらべぇ編集部では、万引きや痴漢に出くわしたことがある人に、そのときの状況や、エピソードを聞いてみました。
■思わず拍手
「逃げる万引き犯と店長が店内で追いかけっこして、見事捕まえたときに拍手が起こった」(女性20代)
万引き犯を追いかけるというのはなかなか勇気がいることですが、店長としてはなんとしても見逃すわけにはいかないですよね。店長の責任感の強さを感じた瞬間だったかもしれません。
■意外と周りは冷たい…
「埼京線で痴漢に合い、自ら捕まえた。ぎゅうぎゅうの車内で、『この人痴漢です!』と勇気をもって叫んだのに、周りの人は一切協力してくれなかった。むしろ満員だった車内にまだこんなにスペースがあったのかと思うほど、周りから一気に人がいなくなった。結局、誰も助けてくれなくて、自分で犯人をホームまで引きずっていくしかなかった」(女性30代)
ドラマでは「痴漢です!」と叫ぶと、若い男性が2~3人程度寄ってきてすぐ犯人を取り押さえてくれるようなシーンが多いですが、現実ではそうはいかないようです…。この女性は被害者なのに、四面楚歌のような状態になりさらに辛い思いをしたのではないでしょうか。
■捕まえたあとが大変!
「捕まえた万引き犯は、ボスのような人に脅されて万引きをさせられてた人だった。そのあと予想以上に事件が大きくなり、暴力団が絡んでいたことが判明し、何度も警察署に呼び出された。捕まえたときよりそのあとのほうがよっぽど大変でした」(男性30代)
犯人を捕まえたあとは警察に全てを任せて解決するイメージがありますが、警察署まで同行し、事情聴取という流れも多いようです。この男性は特殊なケースだとは思いますが、何度も事情聴取のために警察署に行かないといけないのは、思ったより大変ですね。
あるドラマでは電車の中で痴漢されている女性を助けてそこから恋に発展…なんていうストーリーもありましたが、現実では良いことばかりではないようです…。私たちは改めて、「痴漢アカン」「万引きは犯罪です」を心に刻むべきなのかもしれません。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年9月19日(金)~9月22日(月)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)