ロックの博物館「EMP」でシアトルのミュージックシーンを堪能せよ!
米・シアトルといえば、シアトル・マリナーズやスターバックスの発祥地として有名だが、グランジ・ロックをはじめとした音楽文化も盛んだ。その音楽文化を満喫できる博物館「EMP」をご紹介しよう。
そもそもEMPとは「エクスペリエンス・ミュージック・プロジェクト」の略。ここでは数多くの展示を見て、聞いて、音楽を感じるだけでなく、楽器演奏も体験できてしまうのだ。
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■EMPの名物といえば、ギターのタワー
博物館に入って、いちばん目を引くのは、ギターやベースなどの楽器で作られた巨大な塔。天井まで達する高さの塔の迫力に圧倒される。いったいどれだけの数の楽器が積み重ねられているのか想像もつかない。
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■目玉は貴重な展示品の数々
ロックファン必見なのが、全世界でのトータルセールスは約7500万枚という驚異の伝説的バンド「ニルヴァーナ」に関する展示品の数々。
実際に使われていた楽器やTシャツが飾られていたり、デモ音源や実際に発表された曲が聞けるほか、彼らの歴史や音楽シーンに与えた影響を学べるのだ。
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■ギター、ベースの演奏体験ができる「サウンド・ラボ」
「サウンド・ラボ」では、ギター、ベース、ドラム、キーボードなど楽器の演奏が楽しめる。初心者でも、画面の指示にしたがえば大丈夫。
このコーナーの中央には、触れるとマラカスやさまざまな民族楽器などの音が鳴る円形のテーブルがあり、その場にいる人と即興のセッションが可能!
画面にふれるだけで音が鳴り、楽器を切り替えられるため、小さな子供も一緒に楽しめる。
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■1人でもバンドメンバー気分を味わえるコーナーも
画像はEMP公式HPのスクリーンショットです
バンド演奏体験コーナー「オン・ステージ」では、ビートルズやジミ・ヘンドリックスなどの有名アーティストの6曲から好きなものを選び、バンドマンになった気分を味わえる。
もし1人で訪れて、楽器を弾いたことがない初心者だったとしても、スタッフがサポートメンバーとして演奏してくれるので安心だ。終わった後には、演奏しているときの写真やDVDを購入することも可能。
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■音楽だけでなくゲームも楽しめる!
立方体で形作られたオブジェが独特な「インディー・ゲーム・レボリューション」のコーナーでは、新進気鋭のクリエイターが作ったゲームが楽しめる。
このコーナーは任天堂のアメリカ支社がスポンサーとしてついているため、WiiUなど、任天堂ハードで遊べるゲームも用意されている。定期的にプレイできるゲームが入れ替わるので、いつ来ても飽きない。
また、EMPのすぐそばにはシアトルの街を一望できる塔「スペース・ニードル」もあり、観光には最適のスポット。ぜひ旅行の際には訪れてみてほしい。
【エクスペリエンス・ミュージック・プロジェクト】
住所:325 5th Avenue N,Seattle,WA 98109
営業時間:季節によって変動
(文/しらべぇ編集部・おがりょー)