【異動の季節】今「転勤」したいのはこんな人!職場に不満な人より多いのは…
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日本の会社では、年度初めの4月と下期が始まる10月に、大きな人事異動が行なわれることが多い。全国に支社や事業所が点在する企業では、転勤の辞令が出るシーズンでもある。
読者の中にも、「青天の霹靂」的な辞令を受けた人がいるかもしれない。しかし、むしろ積極的に「転勤したい」と思っている人は、どれくらいの割合なのだろうか?
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■転勤したい派は2割! 男女差はほぼナシ
全国20〜60代で民間企業に勤務する男女510名に聞いたところ、今の職場・勤務地から転勤したいと考えている人は2割強。意外にも男女差はほぼ見られなかった。
8割近い会社員にとって、転勤はあまり望ましくない事態のようだ。
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■関東・中部でやや高い転勤志向
地域別に見ると、関東と中部エリアを除くすべての地域で転勤希望は2割を下回った。
東京や愛知など国際的な企業が本拠地を構える地域で今働いている人のほうが「勤務地を変えたい」と考える人が多いのは、チャレンジ精神の現れだろうか。
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■もっとも転勤を望むのは職場に満足している人!
全体では約8割の人が希望していない転勤。しかし一方で、かなり積極的に勤務地を変えたいと希望している人たちがいるようだ。
今回の調査結果を「今の職場への満足度」別に見てみると…
暮らすエリアを変えてまで職場を変えたいと願うのは、職場に不満が募っている人と思われるかもしれないが、「非常に不満」という層を上回って4割を超えたのは逆にもっとも満足度が高い人たち。
また、異動を望まないのは、満足も不満もそこそこの社員たちだった。
上司からすると、今の職場にいちばん満足して活躍する社員を送り出すのは厳しいはず。しかし、新しい勤務地にも積極的に挑戦を望むような社員を育てることが、会社を成長させるのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代の男女会社員510名