話題のアイシングクッキーで特撮キャラを作ってみた【出口博之のロック特撮】
こんにちは、モノブライトのベース、出口です。
皆さま「アイシングクッキー」というお菓子をご存知でしょうか? 砂糖と卵白を混ぜたクリームに着色料で色付けし、クッキーにのせてデコレーションをしたお菓子です。
近年は、ご飯やおかずを使ってキャラクターを表現する「キャラ弁」をよく見ますが、このアイシングクッキーで好きな特撮のキャラクターを作るとどうなるのだろうかと思いたちました。
そこでアイシングクッキー作家「トリゴエカナ(Trigo e cana)/はるやまゆみこ」さんのアトリエに伺い、特別にワークショップを開いていただくことに。
『プレゼントしたい! アイシングクッキーレシピ』(大泉書店)
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■特撮ヒーローはアイシングクッキー向き!?
アイシングクッキーを作ると言っても、普段から調理といえば「焼きそば」くらいしか作らない私…。まずは、はるやま先生のお手本を見ながら基本を教えていただきました。
はるやまさん製作の手裏剣戦隊ニンニンジャー。彼女によると
「土台のクッキーの型と色数を考えると、スーパー戦隊シリーズはどれも作りやすいですよ」
とのこと。
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■要はアイシングクリーム作り
着色料は少量で色が劇的に変わるので、確かめながら入れると良いでしょう。
色付きクリームはセロハンの包みを丸めて絞り機を作り、その中に投入します。クリームの作り方や乗せ方など、ひと通りの基本を習い早速クッキー作りへ。
土台に枠を書き、土手を作りクリームをのせていきます。アイシングクリームの特性上、乾燥すると固まってくるので、色の塗り分け、デザインのパーツ分けなど、作業手順をある程度、頭の中で組み立てると良いでしょう。
違う色をのせたり、同色で立体感を出すには、1度乾燥させてからのせると上手くできます。はじめての作業だったので、1度にすべての行程をこなしてしまい、全体的にのっぺりとした仕上がりになりました。奥が深い!
私とモノブライトマネージャー、同行して頂いた、しらべぇライター 寿洋平氏の3人で作ったニンニンジャーが完成。少々いびつになってしまいましたが、自分で作る楽しさと達成感がこみ上げてきます。これは楽しい。
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■生地から作る、完全オリジナルクッキー
道具の使い方や作業手順にも慣れてきたので、次のステージに進むべく難易度をあげます。基調の色で土手を作り、色分けして立体感を出して完成したのがみんな大好き「快獣ブースカ」です!
土台のクッキーは、少し固めに作ったクッキー生地をデザインナイフで切り取りました。
世界にひとつしかない、オリジナルのクッキーです。
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■男性におすすめ?隠れた才能が爆発
アイシングクッキーは基本的に「お菓子作り」ですが、作業行程でいえば料理というよりもプラモデル作りや工作に近い感覚です。私も、同行した寿洋平氏もプラモデル作りが趣味なので、すんなり作業に入ることができました。
かなり手先が器用な寿氏に、今回のワークショップで最高難度を誇る怪獣「エレキング」の製作をお願いしたら、とんでもない作品が完成してしまいました。
はるやまさんからも
「本当に初心者ですか?これ、売り物レベル!」
と驚きの声。また、
「細かい作業は工作やプラモデル作りが得意な男性の方が向いているかもしれませんね。女性は細かい部分、大雑把になりがちですから」
男性のアイシングクッキー作家はまだ少ないそうなので、細かい作業がお好きな男性はチャンスかもしれません。
今回ご協力いただいたはるやま先生のレシピ本『プレゼントしたい! アイシングクッキーレシピ』(大泉書店)は、11月10日(火)に発売されます。
小さなお子様と一緒に作ったり、お誕生日やクリスマスのプレゼントにもおすすめです。この冬、手軽だけど奥が深いアイシングクッキー作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
(文/モノブライト・出口博之)